大変だった出産。
その後、あっという間にミルクを卒業する=卒ミルクの時期になりますよね。
ですが、「いつから卒ミルクなの?」「卒ミルクの進め方やスケジュールはどうすればいい?」となかなか難しい疑問があって不安な方も多いことでしょう。
そこで、卒ミルクはいつから進めていけば良いのか、どんなスケジュールでやっていけば良いのかについて詳しく解説していきます。
この順番で、卒ミルクについてチェックしていきましょう。
- 卒ミルクはいつから?
- 卒ミルクするのに夜泣きが多い時のおすすめ方法
- 卒ミルクでの5STEPのスケジュールと進め方
- 卒ミルクする際の寝る前と夜中の水分補給の方法
- 卒ミルクする上での注意点
卒ミルクについて、分かりやすく解説していきますね。
「色々な場面でどのように対応すれば良いのかわからない」という方は、ぜひ最後まで読んでご参考にしてください。
卒ミルクはいつから?一般的に見るとおよそ1歳前後
卒ミルクはいつからなのか。
初めての子育てで右往左往してると、そういった情報が色々あるので悩んでしまうこともいいのではないかと思います。もちろん子育て経験者であっても、悩むことですよね。
1歳前後が卒ミルクにおすすめされる理由
そもそも、卒ミルクとは授乳(ミルクやおっぱい)を卒業することです。
卒ミルク時期は赤ちゃんによってバラバラです。
しかし、一般的に見ると、およそ1歳前後で卒ミルクとなる赤ちゃんが多いです。
赤ちゃんは、生まれてから8~9か月頃になると、離乳食は3回となります。
そして、赤ちゃんが完了食へと進む11か月~12か月頃(1歳になる頃)には、食べられるものも多くなっている頃です。
その時期に、卒ミルクへと進める場合が多いです、
1歳になる頃は、赤ちゃんがスムーズに卒ミルクへと向かいやすい時期なんです。
ただし、赤ちゃんにより個人差がある!2歳前後で卒ミルクする子もいる
統計的に考えると1歳前後で卒ミルクとなった赤ちゃんが多いです。
しかし、育児全般に言えることですが、赤ちゃんによって個人差はもちろんあります。
2歳前後で卒ミルクとなる赤ちゃんもいます。その子によって時期は異なるんです。
卒ミルクのきっかけは離乳食が多い
卒ミルクをいつからにするのかと考えている時、卒ミルクのきっかけが離乳食を食べるようになったことだったという体験談は非常に多いです。
その他には、こんなきっかけで卒ミルクとなる場合があります。
- 赤ちゃんが粉ミルクを嫌になった
- 保育園などの預かり施設で卒ミルクを進められた
皆さんそれぞれ、家庭の事情や赤ちゃんの事情などで、卒ミルクのきっかけがあり、そのタイミングで卒ミルクへとうまく進められています。
ただ、離乳食の始めた時期や進め方によっても、卒ミルクの時期は異なります。
あくまでも目安だと考え、あまり神経質にならないようにしましょう。
大切なのは、我が子の成長や卒ミルクへの進み具合をしっかりと把握することです。
日々の様子を伺いながら卒ミルクを行うことが、卒ミルクへの1番の近道となります。赤ちゃんにも親にもストレスのないスケジュールで進められるようにしましょう。
卒ミルク|夜泣きが多い時のおすすめ方法
卒ミルクを考えている時期や、卒ミルクがスムーズに進められている時期に、月齢によっては赤ちゃんの夜泣きが多い場合もあります。
その要因は赤ちゃんによってもさまざまです。
しかし、卒ミルクが原因となり夜泣きへと繋がっている場合もあります。
もちろん、成長する上で必要となる夜泣きの場合もあります。
赤ちゃんは昼間の五感の刺激などにより、眠っている間にたくさん復習をして新しいことを日々習得していきます。その成長過程で必要な夜泣きです。
ただ、夜泣きが数日続いてしまうと、赤ちゃんも親も焦りに繋がってしまったり、不安な気持ちになったりしてしまいますよね。
しかし、夜泣きが続くようであれば、卒ミルクを意識することは一旦お休みして、赤ちゃんが欲しがるだけミルクを与えてあげましょう。
そうすることも、卒ミルクへの大切な方法の1つです。
赤ちゃんが夜泣きする時は、スムーズに卒ミルクを進められていたとしても、無理にミルクを止めてしまうのはやめましょう。赤ちゃんがミルクを欲しがる時は、欲しがる量をしっかりとあげることが大切です。
そして、寝る前や夜中の水分補給もとても大切です。卒ミルクを進めている時期に、白湯(36〜37度ほど)や麦茶などに限定してあげることも必要なことです。
ただ、無理に白湯(36〜37度ほど)や麦茶だけにしようと思いすぎてしまうと、なかなか機嫌も治らず、お腹が空いて泣いていて夜泣きになっているケースも多々あります。
そんな時、卒ミルクを進めているからと、抱っこで寝かしつけようと親が頑張り過ぎてしまうこともあります。
ですが、そうなると赤ちゃんも親もストレスになり、悪循環へと繋がってしまいます。
そんな時は、どのくらい時間が経っているのか、前の授乳時間を目安に計算します。5~6時間以上経過しているようであれば、水分補給も兼ねて授乳をしましょう!
ミルクの量は、その子によって多かったり少なかったりと異なりますよね。
寝る前の離乳食の量によって、調整してあげましょう!
卒ミルク|進め方・スケジュールは5つのSTEP
続いて、卒ミルクの進め方やスケジュールについて解説していきます。
卒ミルクは、このような進め方でアバウトにスケジュールを組んでみましょう。
- 離乳食を食べさせる
- 授乳回数(ミルクの回数)を減らしていく
- 寝る前のミルクの量を少しずつ減らしていく
- フォローアップミルクに切り替えていく
- コップやストローマグなど、使えるように練習をしていく
では、一つ一つ解説していきますね。
1.離乳食を食べさせる
離乳食はこのように回数を増やしていきますよね。
- 5~6か月頃に1回食
- 7~8か月頃に2回食
- 9~10か月頃に3回食
その際、少しずつ食べられる量や食に対して興味が沸くように心掛けましょう!
自炊できる時は手作りのものを用意すると、作っている時の匂いなどで赤ちゃんが興味を持ってくれます。もちろん、時間や余裕のない時は市販のものを利用すると良いですね。
授乳の時間を少しずつ減らし、離乳食の比重を増やして行きます。
2.授乳回数(ミルクの回数)を減らしていく
月齢が経つにつれて寝る時間が長くなり、授乳回数も自然と減ってきます。
夜の授乳回数も減って来るので、それに伴い卒ミルクへと移行しやすくなって行きます。
日中の授乳回数を減らしていくことを意識するだけでも、卒ミルクへと進めやすくなるので、昼間に授乳する回数を少しずつ減らしましょう。
意識するだけでも効果は出ますし、親が思っているよりも赤ちゃんはミルクを欲しがっていない、という場面は結構あったりします。
抱っこしたり遊んだりして、ミルクを欲しがらないのであれば、それは授乳の回数を減らせるチャンスだと思って大丈夫です。
ただし、明らかに欲しがっているのにあげないのは間違っています。赤ちゃんにとって無理のない減らし方で様子を見てあげましょう。
3.寝る前のミルクの量を少しずつ減らしていく
日中の授乳回数を減らせることが出来れば、次はミルクの量を減らして行きます。
まずは、-10~20ml減らしていきながら、赤ちゃんのその日の様子も見てあげます。
それから、2~3日毎や1週間を目安に、-20~30ml減らして行きます。
それに合わせて、少しずつ寝る前のミルクの量も減らしていきましょう。
普段寝る時間やサイクルが整っている場合、少しミルクを減らす程度であれば、起きてくる時間も変わらないはずです。
月齢に合わせて飲んでいた量を例えば急に-100ml減らすと、余計にミルクを欲しがってしまいます。スムーズに授乳回数を減らせていても、振り出しに戻るので注意しましょう。
そして、その日の疲れ具合、気温の変化などに、赤ちゃんはとても敏感です。
前の日はあげていた量で満足していても、今日明日となると足りない場合も出てきます。夜泣きする理由は、お腹が減っているからということも考えられます。
そんな時には、しっかりミルクを与えてあげましょう。
赤ちゃんも卒ミルクするために頑張っているからこそ、親もそれに寄り添ってあげることで、卒ミルクへとスムーズに進めることができます。
4.フォローアップミルクに切り替えていく
卒ミルクまであと一歩というところまでうまく進められることが出来て来ましたか。
そしたら次は、フォローアップミルクへと切り替えの時期です。
今まで使用していたミルクを使っても良いですが、離乳食が進むにつれて、不足してくる栄養素も出て来るので、その点に配慮しなければいけません。
離乳食が完了期を終えるまでは、離乳食では摂取しきれていない栄養素が必要。
不足している栄養素を補うために、フォローアップミルクへと切り替えてあげます。
フォローアップミルクとは
では、そもそもフォローアップミルクとは何なのか。
フォローアップミルクとは、離乳食だけでは不足しがちなカルシウムやたんぱく質、それから、鉄分などの入ったミルクです。
今まで使用していたミルクがなくなったら、月齢に合わせたフォローアップミルクをうまく利用することをおすすめしますよ。
フォローアップミルクへ移行する理由とメリット
月齢によって牛乳や離乳食など、食品から得られる栄養素が1番吸収も良いです。
しかし、まだまだ内蔵が未発達な赤ちゃんは、うまく吸収や消化できないものもあります。
フォローアップミルクを上手く併用することで、赤ちゃんの栄養素をしっかり補うことができるので、赤ちゃんの健康状態を適切に維持することができます。
5.コップやストローマグなど、使えるように練習する
離乳食が順調に進めていれば、次はコップやストローマグの練習をしていきましょう。
最初は少量の白湯(36〜37度ほど)や麦茶から始めます。
昼間や夜中の水分補給などでも、コップやストローマグで与えるようにしてみます。
卒ミルク|寝る前と夜中の水分補給の方法
みなさんは、1歳の子供の睡眠時間をご存知ですか。
1歳の子供の睡眠時間は、およそ13時間が理想と言われていて、そのうちの夜の睡眠は、10時間程度が理想とされています。
しかし、離乳食も進み、卒ミルクに向けて全身している場合でも、気をつけておきたいのが水分補給です。
夜中はコップ1杯程度の水分を失っている
子供は大人よりも新陳代謝が活発なので、多くの水分が必要です。
そのため、赤ちゃんにはコップやストローマグを利用し、水分補給をしてあげましょう!
どうしてもミルクを欲しがっているようであれば、その日はミルクを与えます。
寝る前にもしっかりと水分を摂る
赤ちゃんには、寝る前にもしっかりと水分は摂らせてあげましょう。
寝る前の水分補給には、白湯(36〜37度ほど)がおすすめです。
乳糖は基本的に唾液で流されるので虫歯になる心配はありません。
ただ、寝ている時間は唾液の分泌も減り、上の歯の裏に乳糖が残ってしまい、虫歯になるリスクが上がってしまうのです。
また、麦茶だと歯に着色する恐れもありますよね。
というわけで、寝る前は白湯(36〜37度ほど)がおすすめなんです。
昼間は麦茶やミルクで水分補給をしてあげても良いけれど、唾液の分泌が減ることでお口が乾燥し、菌が繁殖。虫歯リスクが上がってしまうので、寝る前は白湯で水分補給を。
ただ、お水には味がないため、飲み慣れないと飲んでくれない赤ちゃんもいるでしょう。
そんな時は味のあるジュースなどは控えるようにして、お水を飲めるように少しずつ練習してくださいね。
夜中の水分補給でおすすめの飲み物
寝る前の水分補給でおすすめなのが白湯でしたが、夜中の水分補給にも白湯が最適です。
冷たすぎるお水はお腹を冷やしてしまい、下痢を引き起こしやすくなりますし、身体を冷やしすぎたことによる体調不良にも繋がってしまいます。
卒ミルク|注意点は無理に進めないこと
卒ミルクの進め方、スケジュールを頭に入れておくと、大体こんな風に進めば良いのかと分かり、楽な気持ちで前向きに進めていくことができます。
ただ、今まで考えていたやり方を全て捨て去って、今まで読んできた内容に全て変更する、という風に無理に変える必要はありません。
我が子にとっても親にとってもストレスにならないよう、卒ミルクを進めていくことが大切です。無理は禁物なので、大体のスケジュールとして把握しておきましょう。
さまざまな意見を聞き入れすぎてパンクしてしまうこともあります。
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