4歳になり、園生活にも慣れてきたであろう我が子が突然、「保育園に行きたくない」と言った時、あなたはどうしますか?
焦る気持ちと心配になる気持ちが混ざり、どうしたら良いのかわからなくなりませんか?
私の息子も「行きたくない」と登園を渋ることがありました。
なぜ「行きたくない」のでしょう?どうしたら「行きたい」と前向きな気持ちになるのでしょうか。子供の気持ちを知りたいですよね。
そこで、「ママといたい!」と、保育園に行きたくない4歳児がと言ったらどうする?休ませるべき?ということについて、解説して行きます。
実際の親御さんのお話も交えて、みんなのリアルも見ていきましょう。
4歳児が保育園に行きたくないと言ったら休ませるべきなのか?一番大切なポイント
4歳児が保育園に行きたくないと言ったら休ませるべきなのか?
結論から言うと【休ませても良いし、行かせても良い】と考えます。
行く行かないに構わず、まずは子どもの気持ちに共感してあげて下さい。「そっか、保育園に行きたくないんだね」「保育園行くのが嫌なんだね」など。
気持ちを共感したうえで、休ませられるのであれば休ませる。
仕事などの都合をつけるのが難しく、登園させなければならないのであれば登園しましょう。
どちらでも間違っていないのです。
保育園に預ける際、号泣している我が子を先生にお願いするのも胸が苦しくなりますよね。
「行きたくないと言っているのに、仕事があるから行かせなければならないことが申し訳ない」と罪悪感に襲われてしまうママも多いと思います。
ですが、そこは割り切って「ママ、お仕事頑張ってくるね。〇時に必ず迎えに来るからね!」と、先の見通しがもてるように我が子に伝え、先生に子どもを託しましょう。
時間がまだわからない子には「お昼寝から起きて、おやつが食べ終わった頃に迎えに行くね」など、園生活の一部を切り取って説明するとわかりやすいかもしれません。
なぜ4歳になったら保育園に行きたくないと言うのか?
なぜ4歳になったら保育園に行きたくないと言うのか?と心配になりますよね。
考えられる要因はいくつかあります。
- 園で対人関係のトラブルがあった
- ママと一緒にいたい
- 体調不良
- 活動内容に不安を感じている(例:運動会や発表会の練習など)
- 長期休みや連休明けで気持ちが億劫になっている
このような様々な理由が挙げられます。
保育所保育指針には、このように書かれています。
全身のバランスを取る能力が発達し、体の動きが巧みになる。自然など身近な環境に積極的に関わり、様々な物の特性を知り、それらとの関わり方や遊び方を体感していく。
想像力が豊かになり、目的を持って行動し、つくったり、かいたり、試したりするようになるが、自分の行動やその結果を予測して不安になる等の葛藤も経験する。
仲間とのつながりが強くなる中で、けんかも増えてくる。その一方で、決まりの大切さに気付き、守ろうとするようになる。
感情が豊かになり、身近な人の気持ちを察し、少しずつ自分の気持ちを抑えられたり、我慢ができるようになってくる。
(保育所保育指針から引用)
全身のバランスが取れるようになり、活動量も増えていきます。
また、身支度や排せつ等、生活に必要なことが自分で出来るようになっていきます。
気持ちの面では、自分と他人の区別がはっきりとわかるようになり、友達との関わりが深まっていきます。
他人を認識するのと同時に競争心も生まれ、喧嘩やトラブルも多くなります。
自己主張をぶつけ、認めてもらえる喜び、認めてもらえなかった悔しさを経験し、相手の主張を受け入れる等、社会性が育っていく時期でもあります。
「自分が思っている通りにならない」「友達とのトラブルがあった」など、気持ちの面が『行きたくない』という理由に繋がりやすい年齢だと考えます。
4歳の壁はいつから?子供が登園を嫌がるようになった親御さんの声
4歳になると理解力や想像力がぐんと成長する時期です。
自分と他人の区別がつくようになるため、認知能力も上がります。
そのため、急激な成長に子ども自身が戸惑ってしまい、不安になり、泣いたり怒ったりと感情が不安定になることがあります。
その状態を【4歳の壁】と言います。
実際に子どもが登園を嫌がるようになった親御さんの声には、こんなものがあります。
- 「保育園楽しくないから行きたくない」と毎朝登園前にぐずります。
- 保育園に入って2年半、4歳の男の子です。保育園に行きたくないと毎日言います。ほぼ毎日保育園の玄関先で泣きます。私も毎日の事なので疲れてしまいます。
- 4歳の息子が、「保育園行きたくない」と、前日から泣いています。
- 4歳の子供が保育園に行きたくないと暴れます。 「保育園楽しくない」「先生が怖い」などと言って休みたがります。
- 4歳の弟が最近、保育園に行きたくないと言います。 どうして行きたくないの?と質問しても、全く答えになってないような返答です。
(Yahoo!japan知恵袋より引用)
同じように悩んでいる親御さんは沢山いますね。
私の息子の場合は、「給食で嫌いな食べ物が出るから」「昼寝をしたくないから」など色々理由を話していました。
その当時、私は第2子を妊娠していた時期で、休みの日は平日の疲れと悪阻で体調を崩すことが多く、主人に息子の相手をしてもらっていました。
そのため、寂しさもあったようで登園を渋ることがその時期は多かったです。
子供の登園渋りの心理的要因は主に2つ
4歳の子供が登園を渋る理由は様々なことから考えられます。
しかし、心理的な要点から考えると、寂しさと不安、この2つが大きいのではないかと考えます。
自分と1番近い存在である親と離れた環境で過ごすことになりますよね。
自分と他人の区別がつくようになる頃でもあるので、先生や友達が同じ空間にいますが「寂しさ」や「不安」を感じてしまうんです。
よく「登園を渋るのは愛情不足だから」と聞きますが、全く違います!反対です!
愛着関係がしっかり築けているからこそ、ママと離れないために起こす行動です。
「愛情が足りてないから泣いてしまうのか」なんて自分を責めないで下さいね。
子供の登園渋りには年少と年中で違いはある?
また、子供の登園渋りには、年少と年中で違いはあるのでしょうか?
年少になる前は、問題なく保育園に通えていたのに、年少になったら突然登園を渋るようになった場合。
自分以外の先生や友達(他人)の区別がつくようになる時期です。他人への意識が強くなり、登園することに不安を感じているのかもしれません。
また年度末の場合、年中になること(先生が変わるかもしれない・仲良しの友達と離れてしまうかもしれないなど)へのプレッシャーを感じている場合もあります。
年中では、先生やクラスの友達が変わるなど、新しい環境に馴染めないことや、「お兄さんお姉さん」扱いされることにプレッシャーを感じてしまうなど、年少時とは異なる要因も出てくると考えます。
では、どのように対処したら良いのでしょうか?
対処に悩んだら、このようなことを試してみましょう!
- まずは子どもの気持ちに共感する
- 子どもの話をじっくり聞く
- 急かさないようにする
- 必ず迎えに来ることを伝える
- 送り出すときは【笑顔】で!
- 先生に預けたら潔く去る
一つ一つ、解説していきますね。
子どもの気持ちに共感する
「保育園に行きたくない」という言葉に対して、「そっか。行きたくないんだね」「わかる、ママもお仕事行きたくないなぁ」など、子どもの気持ちに共感、寄り添ってあげましょう。
1番近い存在の親に共感してもらえることで安心感が生まれます。
子どもの話をじっくり聞く
「保育園行きたくない」という理由は子どもによって様々です。
理由をきちんと聞き、解決策を話し合うことで子どもの気持ちは晴れるかもしれません。話を聞き、話すことで、不安や困難に立ち向かう力が身についてくると思います。
些細なことでも話をじっくり聞いてみて下さい。
急かさないようにする
朝の忙しい時間帯に「保育園行きたくない」と言われると、時間がないことに焦ってしまい、気持ちに共感できず、慌てて送り出してしまったりすると思います。
時間のなさは心の余裕さえもなくしてしまうため、「行きたくない」と言われても時間に余裕をもてるように出来ると、お互いのためにも良いと考えます。
必ず迎えに来ることを伝える
この頃は先の見通しが少しずつ持てるようになる頃です。反対に先の見通しが持てないと不安が高まると言えます。
そのため、保育園で過ごすことに『おわり』があることをしっかり伝えましょう。
「〇時に迎えにくるね」「おやつ食べ終わったら迎えにいくね」などおわりがあることを伝えましょう。おわりを伝えることで、先の見通しが立ち、不安が少し取り除けるかもしれません。
送り出すときは「笑顔」で!
子どもが不安な気持ちになっている中で、送り出すママも不安そうな表情をしていると、不安は伝染し、子どもはさらに不安な気持ちになります。
子どもを心配する気持ちはわかりますが、表情には出さずに「楽しんできてね」と笑顔で送り出しましょう!
先生に預けたら潔く去る
先生たちは子どもを見るプロです。登園を渋る子どもの対応をした経験があり、このような状況には慣れています。
ママの姿が見えている間はママに甘えたくなり、離れようとしません。後ろ髪を引かれるとは思いますが、先生に託しましょう!
子どもが「保育園に行きたくない」と言ったら6つのポイントを意識することが大切
保育園に行くなら楽しんできてほしいのが、ママの願いですよね。
子どもが「保育園に行きたくない」と言ったら、おさらいになりますが、この6つを意識してみて下さい。
- まずは子どもの気持ちに共感する
- 子どもの話をじっくり聞く
- 急かさないようにする
- 必ず迎えに来ることを伝える
- 送り出すときは【笑顔】で!
- 先生に預けたら潔く去る
効果はすぐに出ないかもしれません。
しかし、焦らずに継続することで変化が起き、笑顔で登園できる日がやってくるはずです!
その日を迎えられるのを楽しみに前進していきましょう。
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