こんにちは。
保育士心理士のユウです。
保育園は、子ども達が長時間にわたって過ごす場です。
園での生活は、楽しいことも沢山ありますが、時にはストレスを感じることもあるでしょう。
その中で、未発達な部分の多い0歳児もストレスを感じている部分があることを、皆さんはご存知ですか?
そのため、保育園でも適切な対処や保育の工夫が必要です。
今回は、ストレスに関する対処法や保育で気を付けるべきことなどを紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
0歳児が保育園でストレスを感じるのはどんな時?
両親共働き家庭が増え、0歳から保育園に子どもを預ける家庭も多くなりました。
働きながら育児をするということは、両親にとっても負担になりますが、実は預けられている乳児もストレスを感じています。
まず、0歳児が最初にストレスを感じるのは、入園時です。
家庭とは異なる環境で、両親とは離れて保育園で一日を過ごすということは、0歳児にとって想像以上のストレスとなっています。
保育施設での突然死の半数は、入園から1ヶ月以内に起きており、それはストレスが原因ではないかというデータもあるほどです。
突然死を引き起こしてしまうかもしれないほどのストレスがかかっているということは、預ける側も預かる側も知っておかなければいけませんね。
また、0歳児は言葉を話すことができないので、泣いて様々なことを知らせます。
これらは、乳児にとって不快なことなので、早くどうにかしてほしいことを伝えているのです。
この不快感が、なかなか解消されなければ、それはストレスになってしまいますよね。
保育園では、一人の保育士で何人の子どもを保育することができるのかという保育士の配置基準があります。
0歳児は、概ね3人の子どもに対して保育士が一人です。
保育士不足が問題となっている中、この配置基準よりも手厚く子どもをみることのできる園は少ないかもしれません。
そうすると、複数の子が同時に泣き出してしまえば、どういうことが起こるのかは、想像がつくかと思います。
全てに対して一度に対応することはできないので、少しの間不快なことが取り除かれない状態が続いてしまう子も出てきてしまうのです。
これが重なると、乳児にとっては大きなストレスとなってしまいます。
自分で自分のことを行うことができない分、不快感が大きなストレスに繋がるということは、しっかりと覚えておきましょう。
0歳児が保育園でストレスを感じている時の対処法は?
ストレスを感じるきっかけは、上の項目で想像できたかと思います。
では、そのようなときに一体どうしたら良いのでしょうか。
環境の変化によるストレスは、その原因そのものをなくすことはできませんよね。
そのため、できる限り保育園が安心できる場所となるように対応を考えてみましょう。
抱っこしてあやしてあげると、さらに安心感が増すでしょう。
また、泣いているときには、早めにその原因を取り除いてあげるよう心掛けてください。
排泄の時間やご飯の時間は、子どもごとに把握しておくと、スムーズな対応に繋がります。
家庭での生活と園での生活が著しく異なることのないよう、家庭との連携も忘れずに行っていきたいですね。
なるべく同じリズムで生活できるようにすることが、ストレスの軽減に繋がります。
大人がストレスの原因を素早く見付け、改善してあげられるよう、些細な変化も見落とさぬようにしてください。
ストレスは、発熱や下痢といった身体的症状として現れることもありますので、もしもそのよう症状を繰り返していたり治りにくかったりする子がいたら、より注意深く関わりましょう。
0歳児が保育園でストレスを感じないようにする保育中の工夫は?
子どもが入園してくると、多くの園では最初に『慣らし保育』があるかと思います。
慣らし保育は○日間と決まっている園もあれば、家庭の事情に合わせて早めに終わらせる園もありますが、この慣らし保育はストレス軽減のためにとても重要なのです。
保育園に預けるご家庭なので、ご両親ともに早く仕事に復帰したいなどの思いはあるでしょう。
そのため、一日でも早く通常保育の時間で子どもを預けたいとの希望があるかもしれません。
しかし、子ども側の準備ができていない状態で慣らし保育を早めに終わらせ、通常保育に切り替えてしまうと、それは子どもに多大なストレスを与えることになってしまいます。
その判断が、0歳児をストレスから守ることに繋がります。
また、慣らし保育を終えると長時間の保育に移りますね。
保育園では勤務時間が長いので、早番・遅番などで保育士が交代することはよくある光景かと思います。
ですが、保育士が次々に変わってしまうということは、それだけ乳児の周りの環境が変わるということです。
勤務時間での交代は仕方のない部分ではありますが、乳児への負担が少なくなるよう、できるだけ担当保育士を決め、同じ保育士が継続的に関わることができるようにしましょう。
人数の関係上難しい場合もあるでしょうが、担当保育士を決めたうえでのマンツーマンの関わりが理想的です。
ずっと同じ子どもをみていれば、保育士もそれだけ担当している子の生活の流れや特徴、食事や排せつのタイミングをつかみやすくなります。
それは、不快感に繋がることへの対応がいち早くできるということでもありますので、乳児がストレスを感じないようにするために必要なことです。
保育中には、やらなければならないことに追われてしまいがちですが、子ども達の様子をよくみて、何か変化を感じたらすぐに対応できるようにしていきましょう。
些細な変化の裏には、大きなストレスが隠れているかもしれません。
0歳児が保育園でストレスを減らすには保育者の観察力が大事!
日々ストレスにさらされている子ども達に保育者ができることを常に考え、適切な対応ができると良いですね。
そのためにも、原因を知ることはとても大切です。
・入園時は大きなストレスを抱える
・不快感の放置がストレスへ
・声掛けやスキンシップで安心することのできる場所に
・不快感の原因は早めに取り除く
・家庭との生活リズムの統一
・慣らし保育がとても重要
・同じ保育士の継続的な関わりが必要
預けられている子ども達にとって、過ごしやすい環境を整えてあげたいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
それでは今回はこのへんで失礼します。
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