こんにちは！
保育心理士のユウです。
今回は０歳児クラスの月案、週案を書く際のポイントをお伝えしたいと思います。
新年を迎え０歳児クラスも残り３か月となります。年末年始のお休みで生活リズムが乱れてしまっていた子もいると思います。
１週間くらいは大人もなかなか生活リズムが戻らない人もいるでしょう。子どもも一緒ですね。
どんな気持ちもゆったりと受け止め寄り添うよう心掛けましょう。
保育士の優しい言葉掛けや接し方で園生活の楽しさを思い出します。
無理強いせず早くお子さんたちの笑顔が溢れる保育室にしたいですね。
そのために保育士さんも元気に職務に就き子供たちを迎え入れましょう。
https://hoipuro.jp/0-year-old-monthly-plan
『0歳児』1月の月案・週案の作成ポイント
１月の月案です。年末年始のお休みで体調やリズムを崩している子もいます。
また、進級することを踏まえ高月齢児はトイレトレーニングを無理なく始めていきましょう。
引き続き、インフルエンザや胃腸炎も流行する時期なので保育室、備品、玩具の消毒などを徹底し、子どもたちの体調、機嫌の変化にはいち早く気付けるようにしましょう。
- 慣れ親しんだわらべ歌や手遊びを保育者や友だちと歌ったり真似をしたりすることで一緒にいることを喜ぶ。
- 保育者の誘いのもとオマルや便座に座ろうとする。
- 保育者の簡単な言葉を理解して返事をしたりやり取りをする。
- 体調に留意しながら、外気に触れる機会をもち、健康な体づくりを心がける。
- 感染症が流行する時期なので、部屋の換気、湿度に注意する。
- 見建て遊び、簡単なごっご遊びなど、遊びの世界が広げられるように環境を整える。
友だちと関わって楽しいという気持ちを十分に受けとめて『〇〇ちゃんと一緒だね』など言葉を添えましょう。
保育者を介して関わりが深まるように援助します。
ただし、気持ちが一方通行の場合は相手のお友だちに対して固執することのないように上手に気持ちを受け止め安心させてあげましょう。
トイレトレーニングについてですが園によってさまざまな方針があると思いますが、ポイントは排尿間隔が一定時間空くようになりオムツが汚れていないことです。
行動の切り替え時（活動の合間）やオムツが汚れていない時には、オマルやトイレに誘ってみましょう。
子どもの反応を見ながら無理強いせずに進めていくのがいいですね。
言葉やしぐさでの表現を受け止めて丁寧に言葉でやり取りをしていきましょう。
保育者の話を聞いて返事が出来たり、日常のあいさつを返すことが出来たりした際には大いに褒めましょう。
言葉のやり取りがさらに楽しくなるようにし、安定した信頼関係を築いていきたいですね。
週案には、戸外遊び（短時間）、散歩、固定遊具、室内サーキット遊び、ボール遊び、知育玩具、ごっこ遊び、ふれあい遊びなどを取り入れるのがオススメです。
遊びの設定や展開を工夫して友だちや保育者との関わりが持てるようにしましょう。
- 月齢別にみて身体発達はどうか、気になる子はいないか。
- 月齢別にみて言語発達はどうか、気になる子はいないか。
- 低月齢児、高月齢児のグループ分けでの活動内容（時間配分、散歩コースなど）
- トイレトレーニングの取り組み方、進め方。
- 感染症対策。
知育パズルを活用したり、おもちゃの包丁とまな板を使ってお母さんのしていることを想像しながら遊んだりしてもいいですね(*^^*)
とにかく、0歳児の1月頃になるとおままごとが大好きです。まねっこじょうずな子どもたちなので、お父さん、お母さんがモデルとなって、お料理をしたり、人形をお世話したりするのがじょうずになってくる時期です。
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【0歳児】2月の月案・週案の作成ポイント
２月の月案です。冷え込みも一段と厳しくなり規則正しい生活や十分な睡眠を心掛けていないと身体への負担も大きくなりますね。
お子さんだけでなく保育者の皆さんも気を付けて欲しい時期です。
寒さで戸外遊びを拒む子や午睡の目覚めが悪い子、トイレトレーニングを嫌がりだす子などいるかもしれません。
保育室の適切な室温、湿度を保ち健康に気持ちよく過ごせるようにしましょう。
今年度も残り２か月です。子どもたち一人ひとりの個別目標をしっかり見つけ進級までに身につけて欲しいことは子どもの負担にならないよう配慮しながら進めていきましょう。
また、友だちとの関わりが深まるような遊びを取り入れてより友だちと一緒にいることの楽しさを味わえるようにしていきたいですね。
- 保育者や友だちと一緒に探索遊びを十分に楽しみ、人との関わりや様々な物への興味関心を広げる
- 言葉やしぐさなどの表現を受け止めてもらい、そこからやり取りする楽しさ心地よさを感じる
- オムツがぬれたことや尿意を感じたことを言葉やしぐさで伝える
- 初めての酢の物や、生野菜は首を振って食べようとしないが、食べやすく調理してもらって少しずつ食べようとする
- 保育者の膝の上で、スキンシップを楽しみながらズボンをはき替える
- 繰り返す言葉のやり取りや、初めと終わりのページの絵の変化を見つけて、楽しさを共感する
戸外での安全に留意しながら、十分に身体を動かして探索遊びを楽しみ一緒に行動範囲を広げていきます。
探索遊びの中で友だちと名前を呼び合ったり、発見したことを共感しあったり出来るように保育者が仲立ちとなりましょう。
オムツがぬれた時には保育者に言葉やしぐさで伝え、ぬれていない時はオマルや便座に座るように誘います。
決して無理強いはせずに楽しい雰囲気の中でトイレトレーニングを進めるように意識しましょう。
週案には、戸外遊び（短時間）、散歩、探索遊び、固定遊具、室内サーキット遊び、ボール遊び、知育玩具、ごっこ遊び、ふれあい遊びなどを取り入れましょう。
友だちと触れ合って一緒に参加することで、今までに行ったことがある遊びも楽しみ方が変わってくることもあります。保育者が良い距離感で心地よさを伝えていきましょう。
- 月齢別にみて身体発達はどうか、気になる子はいないか。
- 月齢別にみて言語発達はどうか、気になる子はいないか。
- 低月齢児、高月齢児のグループ分けでの活動内容（時間配分、散歩コースなど）
- 一人ひとりのトイレトレーニングの進め方。
- 感染症対策。
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『0歳児』3月の月案・週案の作成ポイント
３月の月案です。いよいよ今年度最後の月となりましたね。３月の月案を書く際に子どもたちの成長を最も感じるのではないでしょうか。
１か月に控えた進級を考えあれもこれもしてあげたい、教えたいと思う気持ちも強くなりがちですが進級するということがまだ理解しにくいです。
年齢ながらに新年度準備などのいつもと変わっていく雰囲気を敏感に感じ取るお子さんもいるため気負いせずにゆったりとした気持ちで関わりましょう。
また、担任が変わるなどうかつにお子さんの前で分からないと思って話題を出すことはやめましょう。
安心して希望を持って進級の日を迎えられるように一人ひとりに合った援助を心掛け生活したいですね。
- 自分の思いを保育者に受け止めてもらい、さまざまなことへの興味関心を広げ、友だちや身のまわりのものに関わることを楽しむ
- 戸外で身体を動かしながら探索活動遊びを十分に楽しんだり、小さな春の自然物を見つけたり触れたりして楽しむ
- 簡単な身のまわりのことを保育者が見守る中で自分からやろうとする
保育者がそばで一緒に遊びながら安心できるようにし、友だちや友だちのやっている遊びに関心が持てるように自然に声を掛けてみましょう。
友だちとイメージを共有出来るように同じ玩具をいくつか用意したり、一緒に過ごせる環境作りをしたりします。
日中、暖かくなってくるので天候や気温差に合わせて衣服の調節を行い快適な服装で戸外遊びを積極的に楽しんでいきます。
身のまわりのことを自分でやろうとする姿を認める声掛けを必ずして意欲的な気持ちが継続するようにします。
日々の生活の中で自信を持つことで進級後の生活環境の変化にも対応出来ることにも繋がるでしょう。
週案には、戸外遊び、散歩、探索遊び、巧技台、固定遊具、ボール遊び、知育玩具、小麦粉（米粉）粘土遊び、ごっこ遊び、模倣遊び、ふれあい遊びなどを取り入れましょう。
友だちと関わることや一緒に遊ぶ楽しさが味わえるように活動や遊びを設定しましょう。また、一人で黙々と遊べる時間が必要な子もいます。活動や遊びの組み合わせを工夫しましょう。
- 月齢別にみて身体発達はどうか、気になる子はいないか。
- 月齢別にみて言語発達はどうか、気になる子はいないか。
- 低月齢児、高月齢児のグループ分けでの活動内容（時間配分、散歩コースなど）
- 一人ひとりのトイレトレーニングの進み具合。
- 身のまわりのことへの興味関心。
【まとめ】0歳児の週案・月案はポイントを抑えれば書くのは難しくない！
新しい年を迎えた１月から３月まではとても早く感じるかもしれませんね。
子どもたちの成長を嬉しく感じながらももうすぐ担任、担当が変わってしまうことに寂しさを感じてくる保育士さんもおられると思います。
子どもたちとの生活が充実し素晴らしいものだったからこそ感じる気持ちだと思います。
保育士さんはその気持ちを感じられるように、お子さんたちは希望に溢れた進級の日を迎えられるように、子どもたちとたくさん関わりたくさん遊びより良い関係を築きましょう。
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