こんにちは!
保育心理士のユウです。
今の保育園や幼稚園では、手遊びとしてのわらべうたを耳にすることはありますが、集団遊びとしてのわらべうたは、あまり耳にしなくなってしまいました。
元々、わらべうたは子どもが心地よいと感じるリズムに、きれいな日本語をのせて昔から歌い継がれてきました。
だから、子どもの「聞く」「話す」の土台作りになっているんですよね。
わらべうたの指導案を書く時のポイントは、2歳児から5歳児が友だちと触れ合い, わらべうたや手遊びうたを通して表現し, つながる楽しさを味わうようになることを意識することです。
わらべうたの指導案に書くねらいは、保育者や友達と一緒に手遊びうたやわらべうたに親しむです。
そこで、この記事では、わらべうた遊びを行うための指導案の書き方について、詳しく説明します。
遊びにおけるねらいも、とても大切なものですので、内容と一緒に考えていきましょう。
わらべうたの指導案【保育】の書き方は4つの項目を入れよう!
指導案の書き方ですが、これは特に難しいことはありません。
基本的には、どの指導案も書き方は同じですので、その内容を意識して書いていきましょう。
指導案には、下の項目があります。
・ねらい
・環境構成
・保育内容(子どもの活動/保育者の援助・配慮)
・その他(日付や準備物など)
ねらいは、先程の項で述べたような内容を記入してください。
そして、余計な物は片付ける、他のクラスや学年の子どもとぶつからないように範囲を決めてラインカーで線を引くなど、必要な配慮を思い浮かべましょう。
保育内容の項目では、主にその日の子ども達の活動と保育者の援助を書いていきます。
子どもの活動では、その日に予想される子どもの動きを書いてください。
・この遊びをすると言ったときの子ども達の反応は?
・遊びの中で考えられる子ども達の行動や発言は?
・活動前後の子ども達の気持ちの変化は?など
そのときに予想できることを、書いておくことで、当日の予行練習にもなりますので、日頃の様子から予想できる、多くの可能性を記しておきましょうね。
そして、保育者の援助は、子どもの姿や活動を行うにあたって必要な手助けを書いていきます。
もちろん、それとは反対に、歌いたいけれど遊びたくはない子にも、同じような配慮が必要です。
予想される姿に対する対応やねらいを達成するために必要な援助をたくさん思い浮かべて書いていってください。
その他の部分は、用意された書式に合わせて埋めていきましょう。
特に、準備物は抜けているものがないか念入りに確認してくださいね。
わらべうたの指導案【保育】のポイント♪
ポイントは、その内容が本当にわらべうたの良さを活かすことができているかという点で確認することができると思います。
特性を消してしまわずに、良い方向へ活かしていきましょう。
乳児~2歳くらいの、特に大人との1対1の関わりが大切な時期であれば、目を見て膝に乗せるなどのスキンシップを取りながら行うことを意識してください。
状況に合わせたわらべうたを知ることは、わらべうた選びの大切なポイントです。
活動を行う際には、目的をもってうたを選択しましょう。
また、わらべうたは、子ども達が自由に変化させて歌ったり遊んだりすることのできるところが魅力です。
発想力を育むきっかけとして取り入れるのも良いと思います。
その場合には、まずは保育者が率先して歌詞や遊び方を変えてみてくださいね。
もし、歌詞や遊び方を変えることができなくても、新しい単語に興味を持つきっかけとなったり、同じうたを歌う楽しさを感じて友だちと共有できたりと、たくさんの良いところがあります。
遊びうたとしてだけではなく、様々な方面へと繋げていける内容にすることで、子ども達の成長の幅も広がっていくことでしょう。
わらべうたの指導案【保育】のねらい
まず、皆さんはわらべうたがどういうものなのか、ご存知でしょうか。
保育の中でわらべうたを取り入れるのであれば、これらの特徴を活かしたねらいや内容にしていくことが望ましいでしょう。
まずは、ねらいについてですが、これは年齢や子どもの姿に合ったものを考えてください。
その他にも、うたが苦手な子が多いクラスであれば『遊びながらわらべうたを歌うことで、うたに興味を持ち、その場の雰囲気を楽しむ』ことをねらいにして、今後へと繋げていくこともできますね。
このように、そのときの対象の年齢、クラスの状況によってねらいを変えていくことが必要です。
子ども達が簡単に歌うことができること、触れ合いながら遊ぶことのできるうたがたくさんあること、本来時代に合わせて変化していくことなど、わらべうたならではの特徴を、最大限に活かしてみてください。
わらべうた指導案の実例
わらべうたを取り入れた保育の指導案を、ここまでの項目の情報を基に、作成してみましょう。
今回は、5歳児のクラスで、集団遊びとして『花いちもんめ』を取り上げてみることにします。
じゃんけんの手遊びとして遊んでおいても良いでしょう。
そこまでの準備をしておいたとして、まず決めるのはねらいです。
このわらべうたは、どれだけ人数が増えても遊ぶことができるうえに、友だちと歩調を合わせるということや相談して意見を一つに絞るということができなくてはいけません。
そこで、ねらいを
『みんなで歌ってきたうたに合わせて、体を動かして新しい遊びを楽しむ』
『友だちと相談したり一緒に動いたり、協力しながら遊ぶ楽しさを味わう』
という2つにしました。
次に決めるのは、環境構成ですが、横に広がって遊ぶため、外で行うことにします。
雨天時には、人数が増えたら二列にするなど隊形を変えて、保育室で行うことができますね。
当日の子どもの活動は、
・初めて知った遊びに興味を持って取り組む
・手を繋ぎたがらない子や特定の子の隣にいたがる子がいる
・相談時に揉める
・歩調が合わず転びそうになる子が出てくる
などが考えられますので、これらの行動への対応や事前の配慮が必要になってくるのです。
・まずは、2人ずつ(計4人)の子どもに出てきてもらい、お手本を見せることで、わかりやすく説明をする
・開始時に、走らない/引っ張らないことを約束する
・もしも、特定の子の隣じゃなきゃ嫌だという子が現れたらどうなるかという話題を振って、子ども達と一緒にどうしたらいいかを導入で考える
・遊びに夢中になってきたら、途中で約束事を思い出せるような声掛けを適宜行う
・相談時など、揉めていたら間に入って解決する
・臨機応変に歌詞を短縮したりグループを分けて遊んだりと、変更していく
など、これ以外にもたくさんの配慮が考えられます。
歌詞やルールの変更に関しては、子ども達と一緒に考えていくと、わらべうたらしさを活かすことができるかもしれませんね。
このようにして、順番に指導案を埋めていってください。
そして、書き終わったら必ず見直しをするようにしましょう。
後から頭の中でシュミレーションしながら読んでいたら、もっとこうした方がいいかもしれない、ということは、よくありますよ。
わらべうたはスキンシップや言葉に興味を持つにベスト!指導案の書き方もポイントを入れながら書こう!
日常に取り入れやすいわらべうた。
遊びながらたくさんのことに繋げていくことができます。
保育の中に取り入れるにあたって、今回のポイントを再度確認しておきましょう。
・ねらいは対象年齢や子どもの様子に合わせて決める
・うたと遊びが一体になっていることを活かしたねらいや活動へ
・指導案作成に必要なのは、当日のシュミレーション
・わらべうたの特徴を活かせているか確認
・指導案は順番に思い付くことを埋めていく
子どもにとって、最も歌いやすく親しみやすいものですので、保育者がたくさんその楽しさを伝えていってくださいね。
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