こんにちは!
保育心理士のユウです。
わらべうた遊びは、集団で遊んだり、保育園や幼稚園などで遊んだりするイメージがある人もいるかもしれません。
しかし、実はわらべうたはとても身近な存在で、親子でも簡単に楽しむことができるものなのです。
あまりうたを知らないという方でも、問題はありませんよ。
お父さんやお母さんも簡単に覚えることができるものばかりですし、子どもと何をして遊んだらいいのか悩んでいる方の手助けにもなってくれるはずです。
年齢によって遊べるものは変わってきますが、今回は、2歳児に的を絞っていきます。
狭い部屋から広いホールまで、幅広い場所で遊べるものを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
わらべうた遊び【2歳児】は親子でも簡単に楽しめる!?
2歳児といえば、歩行も安定してきて動きも活発になる時期ですよね。
おそらく、多くの人がわらべうた遊びと聞いて思い浮かべるものは、『かごめかごめ』や『花いちもんめ』などの集団で行う遊びだと思います。
しかし、わらべうたは手遊びやふれあい遊びもたくさんあるのです。
ただそれだけの動作ではありますが、スキンシップを取りながら簡単に遊ぶことができるので、オススメですよ。
左右に揺らす以外にも、高い高いをするときにこのうたを歌ってあげてもいいですね。
もし、うたを知らない場合でも、わらべうたはとっても簡単なメロディになっているので、直ぐに覚えることができます。
遊び方も、単純な物はたくさんありますので、お気に入りのものを探してみましょう。
電車の中やお出掛けの際の待ち時間など、様々な場所や空き時間で遊ぶこともできますので、ぜひ一緒に楽しんでくださいね。
わらべうた遊び【2歳児】で保育室でできる5選♪
ここでは、2歳の子どもと一緒にできるわらべうた遊びの中でも、手遊びやちょっとした動きのある、狭い室内でもできるものを5つ紹介していきます。
①いもむしごろごろ
いもむしごろごろ ひょうたんぽっくりこ
簡単にスキンシップを取ることができますし、一緒に寝転がって「気持ちいいね」と気持ちを共有するのにも活用できると思います。
②ひらいたひらいた
ひらいた ひらいた なんの花が ひらいた
れんげの花が ひらいた ひらいたと思ったら
いつのまにか つぼんだ
つぼんだ つぼんだ なんの花が つぼんだ
れんげの花が つぼんだ つぼんだと思ったら
いつのまにか ひらいた
このうたは、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
一緒に歌いながら、両手の平を合わせる形にして、蕾にしたり花にしたりして行う手遊びです。
その場で体全体を使って、立ったり座ったりしながら花を表現して遊んでも楽しいですね。
③おちゃをのみにきてください
おちゃをのみにきてください
はい、こんにちは
いろいろおせわになりました
はい、さようなら
「おちゃをのみにきてください」で座っている子どもの手を取り、「はい、こんにちは」で一緒にお辞儀をします。
そして、「いろいろおせわになりました」で、その場で一緒にくるくると回り、「はい、さようなら」で元の場所に、子どもに座ってもらいます。
この遊びに子ども達が慣れてきたら、お部屋の中を皆で歩き回り、お友だちとも手を繋いで遊ぶことができますね。
④うえから したから
うえから したから おおかぜこい
こい こい こい
歌いながら、ハンカチなどを上下に振り、最後の「こい」でそのまま上に投げて、キャッチするという流れです。
⑤おさらに たまごに
おさらに たまごに はしかけ ホイ!
指も動くようになってきている2歳児にちょうど良いわらべうたです。
最初に、「おさら(パー)」「たまご(グー)」「おはし(チョキ)」の3つをゆっくりと教えてあげてから、うたに合わせて手を軽く上下に振りつつ、その形にしましょう。
そして、「ホイ!」のところでじゃんけんをします。
どれも、とても簡単で楽しく遊べるものですので、ぜひ試してみてくださいね。
わらべうた遊び【2歳児】でホールでできる5選♪
わらべうたには、手遊びやその場で座ってできるものだけでなく、動き回って楽しめるものもたくさんあります。
ルールのあるものだとまだ難しいですが、2歳児でもできる簡単なものを紹介していくので、広い場所を確保してやってみてください。
①ひらいたひらいた
ひらいた ひらいた なんの花が ひらいた
れんげの花が ひらいた ひらいたと思ったら
いつのまにか つぼんだ
つぼんだ つぼんだ なんの花が つぼんだ
れんげの花が つぼんだ つぼんだと思ったら
いつのまにか ひらいた
先程の手遊びの応用版です。
そして、「つぼんだ」のときには、皆で中央に集まって小さな円になるという、とても単純な動きを繰り返す遊びです。
人数が多くても、場所が広ければのびのびとできますので、皆で広がったり集まったりするのを楽しみましょう。
②ぞうさんとくものす
ひとりのぞうさん くものすに かかってあそんでおりました
あんまりゆかいになったので もひとりおいでと呼びました
「○○ちゃーん」
〇人のぞうさん くものすに かかってあそんでおりました
あんまりおもたくなったので ぱちんとくものす きれました
皆で電車のように繋がってぐるぐると歩き回り、「ぱちんとくものす きれました」のところでそれぞれが手を離して自由に寝転がります。
広いお部屋で歩き回るのも、どんどん友だちが増えていくのも、皆で好きなように寝転ぶのも、小さな子どもにとってはとても楽しい時間となるでしょう。
③あぶくたった
あぶくたった にえたった
にえたか どうだか 食べてみよう
むしゃ むしゃ むしゃ まだ煮えない(もう煮えた)
ご飯を食べて 歯磨きをして
お風呂に入って 電気を消して おやすみなさい
トントントン 何の音? 風の音(おばけの音)
そして、本来であれば「おばけの音」で鬼ごっこが始まるうたですが、2歳児でも歌い方や遊び方を工夫すれば、楽しく遊ぶことができるのです。
また、「ご飯を食べて」からのうたも、上の歌詞にこだわることなく、子ども達に「お家に帰ったら何をする?」と問い掛けながら作っていけば、オリジナルの物になりますね。
2歳児の後半になれば、「おばけの音」で簡易的な鬼ごっこも楽しむことができるでしょう。
④ぶーぶーぶー
ぶー ぶー ぶー たしかにきこえる ぶたのこえ
めえ めえ めえ たしかにきこえる やぎのこえ
ちゅん ちゅん ちゅん たしかにきこえる とりのこえ
このうたでは、鳴き声に合わせて動物になりきる遊び方もできますが、かごめかごめのような遊び方もできます。
「とりのこえ」まで歌った後に、真後ろの子が だーれだ と問い掛けてあげて、後ろにいる友だちを当てるという遊び方です。
動物と鳴き声をアレンジしてごっこ遊びをしながら部屋中をお散歩するのも、皆で手を繋いでかごめかごめのように遊ぶのも、楽しく遊べますよ。
成長の段階に合わせて、遊び方を変えていきたいですね。
⑤ゆうびんはいたつ
ゆうびんはいたつ えっさっさ
そくたつはこんで えっさっさ
とっても短いうたですね。
これは、手紙に見立てたものを使って、郵便屋さんごっこのようなものをするうたになります。
一人の子が、手紙を持ち皆で歌っている間にぐるぐると歩き回ります。
そして、最後の「えっさっさ」で友だちに持っていた手紙を届け、受け取った子は同じようにして手紙の配達を繰り返していく遊びです。
ここまで、様々なわらべうた遊びを紹介してきましたが、これらは一例であって、遊び方や歌詞は地域や年代によっても様々です。
紹介した形にこだわらず、子ども達の様子に合わせて変化させて楽しんでくださいね。
わらべうた遊び【2歳児】のねらいと環境について
2歳児という年齢は、たくさんのことができるようにもなりますが、まだまだ大人との1対1の関係を求める時期です。
そのため、わらべうた遊びを通して、たくさん触れ合うことが大切になってくるのではないでしょうか。
また、その中で、大人が間に入って、無理なく友だちとも少し関わることができると良いですね。
どんなわらべうた遊びを選ぶのかによって、ねらいも変わってはきますが、上で紹介した『おちゃをのみにきてください』であれば、
・保育者と1対1での関わりを十分に楽しむ
・遊びながら、こんにちは や さようならの挨拶に馴染む
といったねらいを設定することができます。
集団で遊ぶ『ぞうさんとくものす』であれば、
・友だちや保育者と同じ遊びをすることやうたを歌うことを通じて、集団遊びの雰囲気を味わう
・肩に触れたり一緒に寝転んだりと関わることで、友だちとの遊びに興味を持つ
というねらいが考えられますね。
遊びの中で、成長に繋げることのできる面を、しっかりと探していきましょう。
また、1対1での遊びの際には、保育室で問題ないですが、多少広がったりする場合には、ホールなどの広い場所で行うことになるかと思います。
また、ずっと同じ場所で座っていることも難しい年齢ではありますので、別の遊びができるスペースも確保しておくと良いかもしれません。
寝転がる動作のある遊びのときには、床が清潔か、転がっても痛くないかなど、細かいところまで配慮して、楽しく遊べるようにしましょうね。
わらべうた遊びを2歳児で楽しむ方法を保育士室とホールで分けて紹介!親子でも楽しもう!
2歳児でも、意外と遊べるわらべうたが多いことに、驚いた方もいるかもしれませんね。
子どもと関わるのにとても良いものをたくさん含んでいるわらべうた。
ポイントを押さえながら、ぜひ活用してみてください。
・わらべうたは親子の触れ合いにも最適
・簡単に覚えられる歌詞とメロディ
・遊び方や歌詞は子どもの様子や場所に応じて変えながら楽しむ
・子どもの発達に合わせたねらいを
・広すぎず目の届く環境で行う
様々なことができるようになり、動きの幅も広がる2歳児。
わらべうた遊びを通して、たくさんの刺激を与えてあげたいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは今回はこのへんで失礼します。
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