こんな悩みはありませんか?
- 「4歳児クラスの保育って何をすればいいの?」
- 「4歳児の発達に必要な保育が分からない」
- 「4歳児保育で重要なことってなに?」
初めて4歳児の担任になった保育士にとって、4歳児保育ってどうしたらいいか分からないと思います。
4歳児保育で必要な知識は沢山あって、全部覚えるのは難しいかもしれません。
そこで、4歳児保育の大切な発達特徴や接し方、遊びやねらいについて詳しく解説していきます。
これを読めば4歳児保育が楽しく行えるはずです。
4歳児の発達に必要な知識を学んで、子どもたちと楽しい毎日を送りましょう。
4歳児クラスの保育のねらいと接し方!ポイントは信頼関係
4歳児は身の回りの事を自分で出来るようになり、ちょっぴり大人になります。
でも、大人になったかと思えばまだまだ子どもな一面もあります。
4歳児のねらい
4歳児のねらいは、この通りです。
- 友達と自分の思いを伝え合い、相手の思いに気づき、共感しながら遊ぶことを楽しむ
- 生活のリズムや遊びのルールを守り、集団で生活することを楽しむ
- 基本的な生活習慣を身につけ、手洗いうがいなどで自分の健康を守れるようにする
- 自分の健康に気づき、体に異変を感じたら言葉で伝えられるようにする
- 季節の移り変わりを感じ、自然に触れて遊ぶことを楽しむ
- 言葉や文字、数字に興味を持ち、覚えようとする
4歳児への接し方
4歳児は、言葉でのコミュニケーションが活発になります。
時にはぶつかり合ったりトラブルになることもあるでしょう。
ですが、そんな時に、お互いの思いを言葉で伝えながらトラブルを自分たちで解決することを学びます。
しかし、子どもたちだけではどうしても難しい場面も出てくるでしょう。
お互いの気持ちを聞き出し、時には代弁したり気持ちを受け止めながら、どのようにすれば良かったのかを子どもと一緒に考えていきましょう。
子どもが答えを導き出せるよう手助けするのが、4歳児への接し方です。
生活面では、自分の身の回りの事は自分で出来るようになるのが4歳児です。
しかし、まだ難しいことはできません。
なんでも言われる前にやってあげるのではなく、助けを求められるのを待ったり、どうして欲しいのかを聞くのがいいでしょう。
また、言葉が発達している4歳児は自分の体調が悪い時は気づいてもらうのを待つのではなく、保育士に自分から伝えることが大切になってきます。
体調が悪い時に言いやすいような環境を作らなければ、子どもは伝えることができません。
言葉や文字、数字にも興味をもつ時期なので、積極的に取り入れるといいでしょう。
その時に、「なんでできないの」などの否定的な言葉を投げかけないようにしてください。
興味が無い子には、興味が持てるような声掛けを意識してみるといいでしょう。
4歳児|体の動き・遊びの特徴
4歳児は自分の体の動かし方が分かってくるので活発に遊び回る時期です。
4歳児の体の動き、遊びの特徴を見ていきましょう。
4歳児の体の動き、遊びの特徴
4歳児の体の動き、遊びの特徴がこちらです。
- 片足飛びやスキップが出来るようになる
- 固定遊具の昇り降りが出来るようになり、高いところまで登って遊ぶ
- ルールのある遊びや集団遊びが楽しいと思えてくる時期
- 図鑑をつかって自然と触れ合ったり、自然のものに興味を示す
- 文字、数字、図形に興味を持ち、座って集中して遊ぶことが出来る
- 色彩への興味も大きくなり、様々な色を使って遊ぶ
- ハサミを使うことが出来るようになる
4歳児保育の遊びで保育士に求められる援助
4歳児は遊びが活発になり、高いところも平気で登るようになります。
好奇心も強くなり、危険を顧みない遊びをする事もあります。
状況によっては声掛けをしたり、なぜ危険なのかを都度おしえていく必要があります。
そして、様々な動きを体験出来る遊びを取り入れてあげることも、4歳児保育に必要な保育士の役目です。
特に、集団遊びが出来るようになるのでルールのある遊びや、集団でしかできない遊びを提案してあげるといいでしょう。
図鑑の見方がわかってくるので図鑑を使って自然と触れ合うこともあります。
どんな花が咲いているのか、この虫の名前はなんなのかなどを学んでいく時期です。
子どもの発見には共感したり共有したりして、自信に繋げていきましょう。
4歳児|生活習慣では出来ることも増えるが個人差がある
これまでと比べて、基本的な身の回りのことを自分でできるようになります。
私の持った4歳児クラスの子は、下級生の水筒のベルトが取れてしまった時に、直してあげたりもしていました。
こんなこと出来ないだろうと思っていたことが実は出来たりするんです。
ではどんな生活習慣が自分で出来るようになるのか解説していきます。
4歳児の生活習慣の特徴
4歳児の生活習慣の特徴がこちらです。
- 食具での食事ができる
- 衣服の着脱ができる
- 排泄ができ、その後の処理もできる
- 鼻水が出たら自分でティッシュでかむことができる
- 手洗いうがい等の清潔を意識することが出来る
- 想像して、目標を立てながら何かを作ったり描いたりする
4歳児保育の生活習慣に必要な保育士の援助
想像力が発達して来る4歳児には、素材や教材などを使いたい時に使うことができるように環境を整備しておくことが大切です。
使いたいものがすぐに使える環境にあれば、イメージや想像したものを形にすることができるので、より想像力の発達を促すことが出来ます。
基本的な身の回りの事は自分でできるようになりますが、子どもによってはまだ出来ないことがあったりする場合もあります。
さらに、生活習慣だけではなくマナーなども教えることが出来るといいでしょう。
椅子の座り方や口にものが入ってる時に喋らないなどの人間として必要なマナーを身につけられるようにしましょう。
鼻を自分でかんだり、手洗いうがいも出来るようになります。
コップは、コロナ禍という事もあるので、清潔に保てるように工夫しましょう。
排泄は、中にはまだ完璧でない子もいるでしょう。
できなかったことを否定したり、皆に分かるように失敗した排泄物を処理したりするのはやめましょう。
失敗したことにより落ち込んでいるところ、さらにダメージを与えてしまいます。
自信を無くしてしまう可能性もありますので、気をつけてください。
排泄を失敗してしまったら、他の子にバレないようにこっそり処理して、何も無かったかのように振る舞うことが大切です。
4歳児|言葉の習得がスムーズになるが注意点も
基本的な日常会話がスムーズになります。
他者の気持ちを察したり、トラブルを自分たちで解決したりする姿も見られます。
4歳児の言葉の発達
4歳児の言葉の発達は、この通りです。
- 他者とのやりとりがスムーズにできる
- 歌を覚えて歌うようになる
- 順序だてて話すことが出来る
- あいうえおを覚え始める
- 家庭での出来事を思い出して話すことが出来る
4歳児の言葉の発達のための保育士の援助
自分の気持ちや、状況を話せるようになります。
しかし、雰囲気によっては話すことが出来ない子もいます。
普段の接し方や信頼関係が大切です。
安心して話が出来る雰囲気や環境を作ってあげましょう。
しかし、保育士が全体に話をしている時に、子どもが永遠と話をしているのはよくありません。
話をしてもいい時といけないときの区別をきちんとつけましょう。
4歳児|発達特徴を理解し自尊心を育てることが大切
4歳児は低学年と違って、心の発達が著しく育つ時期です。
自発性や、物事に対する意欲が成長します。
また、我慢する力もついてくるので、待つことができるようになったり、お友達におもちゃを貸してあげることができるようになるのも4歳児の特徴です。
競争心も育つので、運動会で悔しくて泣いてしまう子もいるかもしれません。
保育士の簡単な指示もしっかり理解し、自分で考えながら行うことができるようになります。
自尊心を育てるために、存在を認めてあげられるような声掛けをこころがけていきたいですね。
4歳児保育に取り入れたい遊び
それでは、4歳児保育で取り入れたいおすすめの遊びをまとめて行きます。
ルールのある遊びから2つ、集中して遊ぶ遊びから2つ、チェックして行きましょう。
ルールのある遊び
鬼ごっこ
鬼ごっこはバリエーションも豊富なのでおすすめです。
また、鬼ではなく保育士がロボットなどになりきって追いかけると子どもも喜びます。
色鬼や氷鬼などもルールがわかるようになるので盛り上がりますね。
かくれんぼ
室内でも室外でもできる集団遊びです。
かくれるドキドキを味わえたり、どこに隠れているか考えて探す力を育てることができたりといいことだらけです。
子どもは思いもよらないアイディアをひらめくものです。
普段は使わないようなタンスの中とか洗濯機の中とか隠れることがないように気をつけましょう。
集中して遊ぶ遊び
製作
ハサミを使ったりノリで貼ったりしていろんなものを作りましょう。
想像力も豊かなので、素材を揃えて子どもの好きなように製作をするのもいいです。
驚くような才能を開花させることができるかもしれませんよ。
粘土遊び
粘土は造形する力を育てるために、とてもいい教材です。
恐竜を作ったり車を作ったり、想像力を思い切り使って遊びましょう。
いつもの粘土に飽きてきたら、素材を変えてみるといいでしょう。
小麦粉粘土や片栗粉粘土などがあります。
片栗粉粘土は独特の触感で、感覚遊びとして遊ぶことができるのでおすすめです。
4歳児保育のポイントは信頼関係を築くことが大切
4歳児保育のポイントを詳しく解説してきました。
発達特徴や接し方、おすすめの遊びについてまとめましたが、早速使ってみてくださいね。
言葉も発達して、想像性も豊かになる4歳児だからこそ、使う言葉などには十分気をつけて、自尊心をつけられるような声がけをするようにしましょう。
かわいい四歳児の子どもの発達をしっかり理解し、成長を見守るといいですね。
子どもたちとしっかり信頼関係を築いて楽しく一年を過ごしましょう。
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