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1歳児の10月の月案の書き方を完全解説!ねらいと文例付き

保育心理士 ユウ
保育心理士 ユウ
こんにちは。保育心理士のユウです。

10月は気候も安定し、子どもたちが戸外で思いきり活動できる絶好の季節です。

しかし、成長が著しい1歳児の月案作成に、毎年頭を悩ませる保育士の方も多いのではないでしょうか。

充実した1歳児の月案を10月に計画するためには、全体のねらいを明確に設定することが不可欠です。

具体的には、子どもの心身の育ちを支える教育と養護の両面から考える必要があります。

養護の側面では、何よりもまず生命の保持を第一に考え、同時に一人ひとりの情緒の安定を図ることが求められます。

一方で教育の側面では、健康、人間関係、表現といった保育所保育指針で示される5領域に基づき、バランスの取れた活動を計画しなくてはなりません。

また、日々の食育の機会を設けたり、季節の変わり目における健康安全を確保したりすることも大切です。

これらを円滑に進めるには、適切な環境構成はもちろん、家庭との連携や職員間の連携が鍵となります。

そして、月末にはその月の活動を振り返る評価反省を行い、個人の成長を次の計画へと繋げていくサイクルが、保育の質を高めるのです。

この記事では、これら全ての要素を網羅した1歳児クラスの10月の月案作成について、具体的な文例を交えながら詳しく解説していきます。

この記事を読むことで、以下の点について理解が深まります。

  • 10月の1歳児の月案における養護と教育の具体的なねらい
  • 5領域に基づいた活動内容とそれに合わせた環境構成のポイント
  • 安全配慮や食育、家庭・職員との連携方法
  • 次月につながる評価と反省の具体的な書き方

1歳児の月案で押さえる10月の計画要点

10月の月案を作成する上で土台となる、計画の基本的な考え方について解説します。子どもの育ちを多角的に捉え、一人ひとりに寄り添った計画を立てるための要点を見ていきましょう。

  • 計画の土台となる教育・養護のねらい
  • 生命の保持を最優先する関わり
  • 子どもの情緒の安定を支える配慮
  • 5領域に沿った活動と環境構成
  • 健康な心と体を育む活動内容
  • 他児への興味を引き出す人間関係

計画の土台となる教育・養護のねらい

10月の1歳児の月案を作成する上で、まず初めに設定すべきなのが「ねらい」です。このねらいは、子どもの育ちを支える「教育」と、生命の維持や情緒の安定を担う「養護」という、保育の両輪から設定することが基本となります。これらを分けて考えることで、計画に一貫性が生まれ、保育士の関わり方も明確になります。

教育面でのねらいとしては、「秋の自然に触れ、身近なものに興味を持つ」「保育者や友達と関わりながら、好きな遊びを繰り返し楽しむ」といった、子どもが主体的に環境と関わる中で学びや発見を得られるような内容が考えられます。

一方、養護面でのねらいは、「気温の変化に合わせて衣服を調節してもらい、快適に過ごす」「自分でやろうとする気持ちを認め、温かく見守られる中で意欲的に生活する」など、子どもが心身ともに心地よく、安心して過ごせるための内容が中心です。

保育心理士 ユウ
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この二つのねらいを最初に明確にすることで、以降の活動内容や環境構成、保育者の配慮といった具体的な計画が立てやすくなります。月案の冒頭で、その月に育てたい子どもの姿を具体的にイメージしながら、バランスの取れたねらいを設定することが、質の高い保育への第一歩と言えます。

生命の保持を最優先する関わり

養護の中でも、最も基盤となるのが「生命の保持」です。1歳児は心身の発達が未熟であり、自分で危険を回避する能力も十分ではありません。そのため、保育者は子どもの命を守り、安全な生活を確保することを常に最優先に考える必要があります。

具体的には、まず物理的な安全確保が挙げられます。例えば、戸外活動の前には必ず遊具や公園の安全点検を行い、危険なもの(ガラス片、先の尖った枝など)がないかを確認します。室内においても、子どもの身長が伸びて手が届くようになった場所に危険物がないか、コンセントカバーは設置されているかなど、常に子どもの発達段階に合わせて環境を見直す視点が不可欠です。

また、健康管理も生命の保持に直結します。10月は朝晩と日中の寒暖差が大きくなるため、子どもの体調変化に特に注意が必要です。鼻水や咳、顔色などをこまめに観察し、必要に応じて衣類の調節を行います。戸外から帰った際の手洗いやうがいを習慣づけ、感染症の予防に努めることも重要な関わりです。

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これらの関わりは、ただマニュアル的に行うのではなく、「子どもたちが今日も一日、安全に楽しく過ごせるように」という温かい気持ちを持って実践することが、子どもとの信頼関係を築く上でも大切になります。

子どもの情緒の安定を支える配慮

生命の保持が身体的な安全を確保するものであるとすれば、「情緒の安定」は心の安全基地を築くための関わりです。1歳児は、自己主張が芽生え始めると同時に、自分の気持ちをうまく言葉で表現できず、不安や葛藤を抱えやすい時期でもあります。保育者に自分の気持ちを受け止めてもらえるという安心感が、子どもの情緒を安定させ、自己肯定感を育む土台となります。

具体的な配慮としては、まず子どもの「自分でやりたい」という気持ちを尊重することが挙げられます。着替えや食事などで時間がかかっても、まずは挑戦する姿を見守り、必要最低限の手助けに留めます。うまくいった際には「自分でできたね」と具体的に褒めることで、子どもの達成感や意欲に繋がります。

また、思い通りにならずに泣いたり癇癪を起したりした際には、頭ごなしに叱るのではなく、「これが嫌だったんだね」「こうしたかったんだね」と子どもの気持ちを代弁し、共感する姿勢が大切です。気持ちを受け止めてもらえる経験を重ねることで、子どもは自分の感情を肯定的に捉えられるようになります。

保育心理士 ユウ
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保育者との愛着関係が心の安定に大きく影響するため、抱っこやわらべうたなどのスキンシップを積極的に取り入れることも有効です。一人ひとりの子どもの気持ちに寄り添い、丁寧に関わることで、子どもは保育園が「安心して自分らしくいられる場所」だと感じられるようになります。

5領域に沿った活動と環境構成

教育の側面を具体化する上で指針となるのが、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域です。

これらの領域は互いに関連し合っており、バランス良く活動に取り入れることで、子どもの全面的な発達を促すことができます。

月案では、それぞれの領域を意識した活動と、子どもが主体的に遊べる環境構成を計画します。

例えば、10月の気候の良さを活かし、以下のような活動と環境構成が考えられます。

5領域 活動内容の例 環境構成・配慮の例
健康 公園での追いかけっこ、マット山登り、固定遊具遊び 転んでも怪我をしにくい芝生のある公園を選ぶ。室内では様々な高さのマットを組み合わせ、全身を使って遊べるコーナーを作る。
人間関係 保育者を仲立ちとした簡単なごっこ遊び、同じ玩具での平行遊び ごっこ遊び用の手作り玩具(段ボールの車など)を用意する。同じ玩具を複数用意し、取り合いになりにくいよう配慮する。
環境 どんぐり拾い、落ち葉の感触遊び、虫の観察 散歩コースに木の実が落ちている公園を選ぶ。拾ったものを入れるための小さなバッグやビニール袋を用意する。
言葉 秋に関する絵本の読み聞かせ、「ブーブー」「ワンワン」などの指差し応答 『おつきさまこんばんは』『どんぐりないよ』など季節感のある絵本を揃える。子どもの発声に「そうだね、〇〇だね」と応答する。
表現 どんぐりを使ったマラカス作り、秋の歌や手遊び、「なぐりがき」 拾ってきたどんぐりとペットボトルを用意する。『やきいもグーチーパー』など、子どもが真似しやすい手遊びを取り入れる。大きな紙と持ちやすいクレヨンを用意する。

このように、5領域を意識して計画を立てることで、遊びが単なる時間消費で終わるのではなく、子どもの様々な育ちを促すための意図的な働きかけとなります。

子どもが「やってみたい」と思えるような魅力的な環境を構成することが、主体性を引き出す鍵です。

健康な心と体を育む活動内容

前述の5領域の中でも、「健康」は全ての活動の基盤となる領域です。

1歳児期は、歩行が安定し、走ったり、ジャンプしたりと、全身を使った動きが活発になる時期です。この発達段階に合わせて、子どもが「体を動かすって楽しい!」と感じられるような活動を十分に計画することが大切です。

10月の心地よい気候の中での戸外活動は、心と体の健康を育む絶好の機会です。

公園の広い場所で追いかけっこをしたり、緩やかな坂道を上り下りしたりするだけでも、子どもにとっては全身運動になります。

散歩の際には、少し長めの距離を歩いてみるなど、無理のない範囲で挑戦を促すことも、体力向上に繋がります。

室内では、マットや巧技台、トンネルなどを組み合わせたサーキット遊びが有効です。登る、くぐる、渡る、ジャンプするといった多様な動きを取り入れることで、体の使い方を覚え、バランス感覚や筋力が養われます。

ただし、活動を楽しむあまり、子どもは自分の疲れに気づきにくいものです。

保育者は、子どもの表情や呼吸をよく観察し、活動の合間に水分補給の時間を設けたり、静かな遊びへと誘導したりするなど、適切に休息が取れるよう配慮することが不可欠です。

保育心理士 ユウ
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動と静の活動をバランス良く組み合わせ、子どもが心身ともに満たされた状態で一日を過ごせるように計画しましょう。

他児への興味を引き出す人間関係

1歳児の10月頃になると、それまでの自分中心の世界から、少しずつ他者の存在に気づき始める子が増えてきます。

保育者の真似をすることから始まり、やがては隣で同じ遊びをする「平行遊び」を通して、友達を意識するようになります。この「人間関係」の芽生えを大切に育むことも、月案の重要な視点です。

この時期の子ども同士の関わりは、まだ一方的なものが多く、おもちゃの取り合いといったトラブルも頻繁に起こります。

これは、社会性が育つ上で自然な発達過程です。保育者は、トラブルが起こった際にすぐにおもちゃを取り上げるのではなく、まずは双方の「使いたかった」という気持ちを受け止めることが大切です。

その上で、「かして」「いいよ」「じゅんばん」といった簡単な言葉を仲立ちしながら伝えていくことで、子どもは少しずつ他者と関わるためのスキルを学んでいきます。

保育者が意図的に関わりの機会を作ることも有効です。例えば、大きな布をみんなで持って揺らす「シフォン布遊び」や、保育者を介したボールの転がし合いなどは、他者と関わる楽しさを自然に感じられる活動です。

保育心理士 ユウ
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この時期に大切なのは、無理に集団で遊ばせることではなく、一人ひとりの子どもが他者への興味を抱いたタイミングを捉え、その関わりを丁寧に見守り、支えていくことです。

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1歳児の月案【10月】運営と連携のポイント

計画を立てるだけでなく、それを円滑に実行し、保育の質を継続的に向上させるためには、園の運営や外部との連携が不可欠です。ここでは、安全管理や食育、そして保護者や職員間での連携といった、運営面での重要なポイントを解説します。

  • 豊かな感性を育てる表現活動
  • 季節の変わり目の健康安全と食育
  • 信頼を築くための家庭との連携
  • 円滑な運営を支える職員間の連携
  • 次月へつなぐ評価反省のポイント
  • まとめ:1歳児の月案を10月に活かす

豊かな感性を育てる表現活動

5領域の一つである「表現」は、子どもが感じたことや考えたことを、自分なりの方法で表出する喜びを育む領域です。

1歳児にとっての表現活動は、必ずしも上手な作品を作ることが目的ではありません。素材の感触を楽しんだり、音やリズムに合わせて体を動かしたりするプロセスそのものが重要です。

10月は、どんぐりや松ぼっくり、色とりどりの落ち葉など、自然の素材が豊かな季節です。これらは絶好の表現活動の材料となります。

自然物を使った製作

拾ってきた落ち葉を画用紙にのりで貼り付けたり、どんぐりをペットボトルに入れてマラカスを作ったりする活動は、指先の使い方の練習になると同時に、秋の自然への親しみを深めます。

ここでの保育者の役割は、作り方を教え込むのではなく、子どもが素材に触れ、試行錯誤する様子を見守り、「葉っぱの形、面白いね」「いい音がするね」とその発見に共感することです。

音楽やリズムに親しむ

『どんぐりころころ』や『やきいもグーチーパー』といった季節の歌や手遊びは、子どもたちが大好きな活動です。

保育者が楽しそうに歌ったり踊ったりする姿を見ることで、子どもたちも自然と体を揺らしたり、声を出し始めたりします。

音楽に合わせて体を動かす心地よさを感じる経験が、表現する楽しさの原点となります。

これらの活動を通して、子どもは「感じたままに表現していいんだ」という安心感を得ます。結果ではなくプロセスを大切にし、一人ひとりの自分らしい表現を認め、褒める関わりが、豊かな感性と表現意欲を育んでいくのです。

季節の変わり目の健康安全と食育

10月は過ごしやすい季節ですが、朝晩の冷え込みや空気の乾燥など、体調を崩しやすい要因も潜んでいます。前述の通り、子どもの健康安全への配 Lösungenは月案の中でも特に重要な項目です。

健康安全への配慮

日々の視診(顔色、機嫌、食欲など)を丁寧に行い、少しでも変化が見られた場合は保護者と速やかに情報を共有します。

また、インフルエンザなどの感染症が流行り始める時期でもあるため、手洗いやうがいの習慣化に加え、室内の適切な換気や湿度管理を徹底することが求められます。

戸外活動では、気候に合わせて調節しやすい服装(薄手の上着など)を準備してもらうよう、家庭に協力を依頼することも大切です。

食育の進め方

食育に関しても、10月はさつまいもやきのこ、栗など、秋の味覚が豊富な季節です。給食の時間に「これはさつまいもだよ。お外で掘ったお芋と一緒だね」などと声をかけることで、食材への興味を引き出すことができます。

また、スプーンを使って自分で食べようとする意欲が高まる時期でもあるため、手づかみ食べと並行しながら、子どものペースに合わせて食具の使用を促していきます。

この際、うまくできなくても叱ったりせず、食べる楽しさを損なわないような配慮が不可欠です。

食材そのものに触れる機会(例えば、調理前のさつまいもを洗ってみるなど)を設けることも、食への関心を育む有効な活動となります。

信頼を築くための家庭との連携

保育は、保育園だけで完結するものではなく、家庭と保育園が連携し、子どもの育ちを共に見守っていくことで、より豊かなものになります。特に1歳児期は、子どもがまだ自分の言葉で園での様子を伝えられないため、保育士と保護者の密な情報共有が不可欠です。

連絡帳は、その日の子どもの様子(食事、睡眠、排泄、機嫌など)を具体的に伝えるだけでなく、園でのちょっとしたエピソードや成長が見られた点を書き添えることで、保護者が園での子どもの姿をイメージしやすくなります。

例えば、「今日、公園でどんぐりを一生懸命拾っていましたよ」「お友達に『どうぞ』とおもちゃを渡そうとする姿が見られました」といった具体的な記述は、保護者の喜びや安心に繋がります。

また、送迎時の短い時間も貴重なコミュニケーションの機会です。子どもの様子を直接伝えたり、家庭での様子を尋ねたりすることで、相互の理解が深まります。

保護者が育児に関する悩みや不安を口にした際には、丁寧に耳を傾け、共に考える姿勢を示すことが信頼関係の構築において重要です。

10月頃には、歩行が活発になることに伴う靴のサイズの見直しや、寒暖差に対応できる衣服の準備など、具体的な協力をお願いする場面も増えます。

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日頃から良好な関係を築いておくことで、こうした依頼もスムーズに行うことができます。

円滑な運営を支える職員間の連携

クラス運営を一人で担うことはできません。同じクラスの職員はもちろん、他クラスの職員や園全体での連携があって初めて、子どもたち一人ひとりに行き届いた質の高い保育が実現します。

クラス内では、朝のミーティングなどでその日の子どもの健康状態や配慮事項、活動のねらいなどを共有し、全職員が同じ方向を向いて保育にあたることが基本です。

誰か一人が特定の情報を持っているという状況をなくし、どの職員が対応しても一貫性のある関わりができるようにします。

特に、配慮が必要な子どもへの対応方法や、子ども同士のトラブルが起こった際の関わり方については、事前に話し合い、共通認識を持っておくことが不可欠です。

また、戸外活動で園庭を共有する際や、散歩に出かける際には、他クラスの職員とも声を掛け合い、危険がないか複数人の目で確認する体制が安全確保に繋がります。

行事の準備などでは、クラスや年齢の垣根を越えて協力し合うことで、園全体のチームワークが高まります。

保育心理士 ユウ
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このように、日頃から職員間で活発にコミュニケーションを取り、情報を共有し、互いに協力し合う風土があることが、子どもたちが安心して過ごせる環境作りの土台となるのです。

次月へつなぐ評価反省のポイント

月案は、立てて終わりではありません。月末にその月の保育を振り返り、「評価反省」を行うことで、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)のPDCAサイクルを回し、保育の質を継続的に改善していくことができます。

評価反省を行う際の視点は、大きく分けて二つあります。

一つ目は、「子どもの姿」についての評価です。

月当初に立てた「ねらい」が、子どもたちの姿としてどの程度達成されたかを振り返ります。

「〇〇ができるようになった」という結果だけでなく、「〇〇しようとする姿が見られた」「〇〇に興味を示していた」といったプロセスにも着目することが大切です。

これにより、子どもの成長を具体的に捉えることができます。

二つ目は、「保育者の援助や環境構成」についての評価です。

立てた計画や配慮は適切だったか、子どもの主体性を引き出すような関わりができていたか、環境構成は子どもの興味や発達に合っていたか、といった点を保育者自身の視点から客観的に振り返ります。

ここでのポイントは、「できなかったこと」を反省するだけでなく、「できたこと」や「良かった点」もきちんと評価することです。

そして、反省点については「なぜできなかったのか」を分析し、「次月はこうしてみよう」という具体的な改善策を考えることが、次の月案作成へと繋がります。

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この評価反省を通して、保育士自身の専門性も高まっていくと言えるでしょう。

まとめ:1歳児の月案を10月に活かす

1歳児クラスの10月の月案について、計画の立て方から運営、評価反省までのポイントを網羅的に解説しました。最後に、特に重要な点を箇条書きでまとめます。

  • 10月の月案は「教育」と「養護」の両面からねらいを設定する
  • 養護の基本は子どもの命を守る「生命の保持」と心を支える「情緒の安定」
  • 教育は「5領域」を意識し、バランスの取れた活動を計画する
  • 心地よい気候を活かし、戸外でのびのびと体を動かす機会を十分に設ける
  • どんぐりや落ち葉など、秋の自然物を活動に積極的に取り入れる
  • 1歳児は「自分でやりたい」気持ちが強まる時期であり、その意欲を尊重する
  • 他児への興味の芽生えを捉え、保育者が関わりの仲立ちをする
  • 平行遊びや玩具の取り合いは社会性が育つ上での大切なプロセス
  • 季節の変わり目は、衣類調節や感染症対策など健康安全への配慮が重要
  • 秋の味覚に触れる機会を設け、食べる楽しさを育む食育を意識する
  • 子どもの成長を具体的に伝えることで、家庭との信頼関係を築く
  • クラス内や園全体で情報を共有し、チームで保育にあたる職員間の連携が不可欠
  • 月末には必ず評価反省を行い、子どもの成長と保育者の援助を振り返る
  • 評価反省から得られた課題や改善点を次の月の計画に反映させる
  • 月案は子どもの育ちを支え、保育の質を高めるための重要なツールである
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保育心理士ユウ
これまで延べ500名以上の子どもの成長や保護者の支援をしてきました。 「こどものしあわせはみんなのしあわせ」をモットーに日々、保育士を応援し、育児中の保護者支援をしています!
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