こんにちは!
保育心理士のユウです。
トイレトレーニングが進まないなくてどうやったらうまくいくのか悩んでいる保育者は少なくないのではないでしょうか。
しかも4歳になって、オムツを使っているとつい周囲の子ども比較して焦ってしまうことがありますよね。
トイレトレーニングは一人で歩く、簡単な問いかけに言葉で答えられるなどの発達がみられる1歳7ヶ月頃から開始するのが目安になっています。
それに、子どもの心や身体が「トイレに行く」ために準備できていることが大切です。
一方、トイレトレーニングが4歳児までなかなか進まない理由の一つに、「トイレに行くのが怖い」といういうように警戒心をもっていることがあります。
さらに、トイレトレーニングがなかなか進まない場合、4歳までオムツを履いていることも珍しくありません。
4歳頃になると、体も成長して言葉も分かるようになってくるので、自分のタイミングでトイレにいけるようになることを親は期待しますよね!
トイレで排泄できない時になんで出ないの?などの発言や過剰な期待は、子どもがプレッシャーを感じてオムツからパンツに変わる時期を遅らせている可能性もあります。
大人の気持ちを優先せずに、子どものタイミングに合わせ対処法を考えていきましょう。
ここで紹介する通りにトイレトレーニングをすると4歳までうまくいかなかったトイレトレーニングがうまくなります。
- トイレトレーニングが4歳でも続いている理由
- トイレトレーニングが進む6ステップ
- トイレトレーニングの導入方法
トイレトレーニングが進まない4歳の対応方法は比較をしないこと!
周りのお子さんがオムツからパンツに変わって自分でトイレを行くようになったと知れば、トイレトレーニングが進んでいない子どもの親としては気持ちが焦ってしまいますよね。
そして、評判の良いトイレトレーニング本を何冊か読んで試してもうまくいかずにがっかりしているお母さんもいるでしょう。
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トイレトレーニングが進まない時はまわりと比較しないでお子さんのペースに合わせることがとても大事です。
トイレトレーニングは子どもが「自分でできるようになる」ことで自己肯定感を高め、大きな自信にもつながります。
そして、絶対に叱らないでください!
例えば、好きなキャラクターのパンツを履くことで気分も変わります。
そのパンツを濡らしたくないのと、出てしまった時の不快感から、自然とトイレに行こうとする場合があります。
失敗してしまった時には、叱らずに「今度はトイレに行きたくなったら教えてね」と伝えます。
トイレトレーニングを保育園任せにする家庭に出会います。
たしかに保育士はたくさんのお子さんのトイレトレーニングを指導するのでプロと言えます。
ついすべてのトイレトレーニングを任せてしまいたくなりますが、絶対にダメです!
トイレトレーニングが4歳になっても進まない原因でもあります。
親は、すべてを保育園任せにしないで保育士と密に連絡をとり、お子さんが保育園でできたトイレトレーニングをほめて、自己肯定感を高めることが大切です。
トイレトレーニング中の2~3歳の子どもを持つ、20~45歳の既婚女性100人を対象にしたアンケートで7割がおむつが外れないことに「焦りを感じる」と回答しています。
67.1%の人が「他の子よりおむつ外しが遅れる」と焦る原因に挙げています。近親者や配偶者からの『おむつハラスメント』も焦りの原因になっているんですよね。
とはいえ、大人が焦っても仕方ないので自分の子どもにしっかり寄り添って、トイレに興味をもちつつ、楽しく習慣化できることが大事ですね。
トイレトレーニングが進まない4歳に効果がある6ステップ
4歳と年齢が上がるにつれて、失敗に対して臆病になったり恥ずかしさを覚えたりします。
それに、4歳児がトイレトレーニングで失敗を重ねると自尊心が傷付き、自己肯定感が低くなるので要注意です。
トイレトレーニングが成功するには、成功体験を増やすことですね。
そして、臨床心理士がおすすめしているトイレトレーニングが進まない時に効果がある6つのステップにそって、焦らず実践していくといいですよ。
今までママ友の体験談やトイレトレーニング専門の本を取り入れて、トイレトレーニングがうまくいかなかったとしても効果が実感できます。
- 絵本・アプリ・動画を使って「トイレ」を知ってもらう
- トイレに行って、自分で便座に座ってみる
- 生活リズムに合わせて1日に何度かトイレにいけるように誘う
- 自分から「トイレ!」と言えるようになる
- パンツを履いてみる
- 外出時、夜もトイレに行くことを挑戦する
ステップ① 絵本・アプリ・動画を使って子どもに「トイレ」を知ってもらう
子どもが1歳7ヶ月頃になるとご飯を食べる、服を着る、服を脱ぐなど子供一人だけでも出来るが増えてきます。
反面、普段の生活の中で子どもはトイレに行く行為をオムツで済ませてしまうで、「トイレのやり方」は一切知りません。
そのため、子どもにトイレへの興味を持ってもらうことが初めの一歩として大切です。
まずは子どもに
- トイレってどんな場所?
- トイレって何をする場所?
- トイレって怖くないの?
を知ってもらう必要があるため、絵本・アプリ・動画を使ってトイレに興味を持ってもらいます。
そして、子どもが実際にトイレへ興味を持ち始めてからがトイレトレーニングのスタートです。
どんな事でもそうですが、誰しも「興味」がないとスタート地点にすら立てません。
「ダイエットをしたい!」という興味やベクトルがあるからこそダイエットを始めるのと一緒です。
特に子どもはトイレに対して「怖い」という恐怖や不安を持つことが多いため興味を沸かせるのと同時に「楽しい場所だよ」を伝える必要が出てきます。
だからこそ、絵本やアプリ、動画を使って興味を持ってもらいつつ楽しい場所と知ってもらうことが重要なんです。
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ステップ② トイレに行って、自分で便座に座ってみる
子どもがトイレに興味を持ち始めたら、間をあけずにトイレに誘ってみましょう。
子どもは1歳7ヶ月まではオムツで排泄をして不快になったら大人に教え、オムツを変えてもらいました。
次は子ども自身がトイレに行く習慣を身に着けてもらうことが大事です。
まずは大人の助けを受けつつ、自分で便座に座ることかスタートです。
そのために保育士と意見交換しながら子どもがトイレに行くことを楽しいと感じられる工夫をするのがトイレトレーニング成功の近道です。
いかにトイレに行くことに抵抗なく、子どもの気持ちを乗せることができるかが肝になります。
例えば、
- トイレの壁面を子どもの好きなキャラクターで飾る
- カレンダーを用意してトイレに行って便座に座れたら、シールを貼ってあげる
というのもいいですね。
こう考えると意外にトイレの環境設定は楽しく取り組むことができるのではないでしょうか。
それに、大人用のトイレの便座よりも補助便座やおまるを使って慣れさせるとトイレトレーニングが進めやすいですよ。
絶対に子どもの気分が乗っていないのに無理に座らせることはしないでくださいね。
大人でもやりたくないのに強制されたら嫌ですよね。もうやりたくないってなります。
お子さんの様子を見ながら大人がお子さんの気持ちに寄り添いましょう。
ステップ③ 生活リズムに合わせて1日に何度かトイレにいけるように誘う
このステップではトイレに行く習慣を作るために1日数回決まった時間にトイレに連れていき、便座に座らせます。
例えば、
- 朝食後
- お昼前
- お昼寝後
- 夕食前
- お風呂前
- 寝る前
です。
1日に6回子どもに声掛けをするのでうっかり忘れることもあると思います。
決まった時間にトイレへ行く習慣を身につけることが目的ですのでうっかり忘れても次のタイミングにしっかり声がけすれば大丈夫です。
根気よく声がけする期間が続きますが、子どもの力を信じて、焦らず、進めていくことが大事です。
ステップ④ 自分から「トイレ!」と言えるようになる
スッテプ3であらかじめ決めた時間にお子さんをトイレに誘うようにし、おしっこやうんちができた時には思いっきり褒めてあげてください。
子どもにとって褒められることで自信がついて子どもから「トイレ!」って言えるようになりますよ。頼もしいですよね。
無理にトイレに行かせたりするのではなく、子どもの気持ちを尊重しましょう。
1年以内に8割の子どもは昼間のオムツが取れています。というわけで、大人が焦ることなく子どものペースに合わせていきましょう。
ステップ⑤ パンツを履いてみる
トイレトレーニングの目的は濡れた感覚がわかって、不快な気持ちを感じることでトイレにを使って排泄できることです。
トイレに行くことが大人の声かけや子ども自身でできるようになったら、昼間はパンツを履いてみましょう。
清潔にすることで不快な感じを解消できることを覚えてもらう意味もあります。
洗濯が増えて、手間がかかりますが、3ヶ月から1年はグッと我慢です。
次第にパンツでも濡らすことが少なくなって、いつのまにか自分でトイレに行けて排泄できるようになります。そんな子どもの姿が楽しみですね。
3歳までの子どもと生活している既婚女性300人を対象にしたアンケートで50%の人がトイレトレーニングがうまくいかなくて中断したことがありました。
理由は失敗が続いてなかなかうまくいかないとか子どもがやる気をなくすとかが多いですね。パパ・ママも疲れてしまって中断しているんですよね。
何事も成功するには多くの失敗があると同じでトイレががうまく進まない時は思い切って中断することも大事でしょう。
とにかく大人が「失敗しても気にしない」と割り切れるという気持ちでトイレトレーニングに臨まないと次第にメンタルが苦しくなりますね。
ステップ⑥ 外出時、夜もトイレに行くことを挑戦する
ここまでのステップにきたら、お子さんもトイレにいって排泄する失敗が少なくなって自信がついているでしょう。もう少しで一人立ちです。
外出した時や夜トイレ行く時はひとりで挑戦してみましょう。
大人は見守りに徹して、成功したら、たくさん褒めることを繰り返せば、ひとりで排泄することができてトイレトレーニング卒業です。
初めは、お腹が動くのが面白いみたいですが、おしっこが出る時には力が入るので動きが変わります。
そのタイミングを見ながら対応しています。きっと家庭でのトレーニングより丁寧な気がします。(笑)
トイレトレーニングが進まない4歳の導入で使えるおすすめ歌5選!
私の園では絵本を導入として取り入れる事が多いので、絵本の中の歌を紹介します。
【絵本 ノンタン おしっこしーしー】
しーしーしー、なんの音? 赤ちゃんぶたさんはおむつでしーしー。
くまさん、うさぎさんはトイレでしーしー。あれ、ノンタンは??
ノンタンは?の部分を変えて歌っています。
音源は特に気にせず、即興で歌にしています(笑)
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最近、ちっち、うんちも教えてくれる娘。
トイレしてる真似もする。
トイレいく?って言うとうん!
今日座らせてみた。トイトレ今したくなかったけど…
すごい興味ある感じだから…
明日は補助便座買いにいくぞでも、本気ではやらない。
試しに。ノンタンのおしっこしーしー威力あるかも
— yaco_1y10m+31w (@yamacooo___s) August 11, 2020
ノンタンのおしっこしーしーはトイレの興味付けにはぴったりの絵本です。
おまるやトイレで排泄すると気持ちいいことも伝えられていいですよね。
私が見た限りでは、ノンタンのおしっこしーしーの絵本を子ども一緒に読んで、替え歌をして楽しく読める工夫をすれば、トイレに行く気持ちが持て、子どもの行動にすぐに変化が出たという感想が多かったです。
ノンタンのおしっこしーしーの絵本は、私個人としては楽しく笑えてトレーニングができるのでオススメですよ。
絵本を見つつ、歌を歌ったら、子どもが大好きなノンタンと一緒にトイトレができるで楽しで興味が芽生えるのがいいですね。
【絵本 しっこっこのこけこっこ】
♪しぃー こっこ しっこっこ こっこの にわとり こけこっこ♪
歌に合わせて絵本を読み進め、トイレに行くことを伝えるようにしています。
「しっこっこのこけこっこ」の絵本の口コミや評判を私が見た限りではとにかく楽しい絵本って印象です。
そして、「しっこっこのこけこっこ」の絵本を読んだ後、子どもが楽しくトイレに行くことができるようになるのでこの変わりように驚きです。
テンポが良い歌が絵本に入っているので、子どもがどうしてもトイレに入りたがらない時に大活躍してくれます。
にわとりたちのセリフがとにかくかわいい!!!
笑顔でトイレにいく子どもが姿を見る日も近いかも。
【絵本 うんち でるかな?】
歌は特に書いていませんが、いろいろな動物が登場し、うんちをする仕掛け絵本です。
動物たちの排泄の様子を「ぽろぽろ ころころ」とか「ずぼぼーん!にょろーん」など子供たちが喜びそうな表現とテンポを屈して、メロディー化して使うことをオススメします。
動物や赤ちゃんが「うーん」といきんでいる表情が何とも言えません(*^^*)
しかも動物によってうんちの形状が違うのでうんちは同じではないことがわかり、自分はどんな形のうんちなんだろうと興味が持てる1冊です。
個人的には金魚のうんちが一番インパクトあると思います。
子どもがトイレに行って便座に座るきっかけになるので導入にぴったりの絵本。
保育士が絵本の読み方を工夫すれば子どもが興味を持ってくれること間違いないです。(個人的な経験則)
試してみてください!そして、子どもの反応をコメントいただけるととても嬉しいです。
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【こどものうた(童謡) トイレのうた】
トイレのうたは、CDで歌を流して、子どもと一緒に歌詞を覚えて、トイレは怖くないと思って貰えるきっかけになります。
歌詞が簡単なので、集中して毎日歌を聞けば、自然と思えられますよ。
保育時間で動画を見せることは難しいとは思いますが、CDなら問題ないですよね。
リズミカルな曲調で曲に出てくる「はあ!すっきり!」の歌詞は子どもにもわかりやすく、トイレで排泄するとすっきりできることが理解できるのでステップ①かステップ②で使えます。
【TOTOの会社様より ととべんきのうた】
トイレメーカーTOTOで作られたもので、朝の体操の時間に取り入れている保育園もあります。
ダンスもあるので、子どもたちも楽しんで踊っています。
体を動かしつつ、トイレで排泄した後、しっかり流すことも伝えられます。
期間を決めて日課にすればトイレの一連の動作を習慣付けができます。
言葉や視覚だけでは物足りない時は使えますね。
踊り終わったあとに、トイレは我慢しないで行こうと伝えることで子どもは安心してトイレに行けますね。
【まとめ】4歳児のトイレトレーニングは絵本を使いつつ、うまくいった時はほめる!
トイレトレーニングは、まず焦らずに根気強く対応しましょう。失敗は叱らず、成功はたくさん褒めて子どものペースに合わせながらゆっくり進めるといいですね。
必ず終わりが来ると信じて大人も広い心で立ち向かうのがポイントです。
- オムツを捨てて、パンツデビューしちゃえ!
- トイレでの出来事を楽しいと思わせることがポイント
- 絵本やダンスもフル活用
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
それでは今回はこのへんで失礼します。
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