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3歳児の保育中の室内遊びおすすめ10選!ねらいや指導案のポイントを現役保育士が伝授!

こんにちは!

保育心理士のユウです。

保育心理士 ユウ
保育心理士 ユウ
今回は私が実際に保育士として認可保育園に勤務し、3歳児クラス担任をしていた時に人気があった3歳児さん向けの室内遊びを紹介します!

3歳児は生活習慣が自立へと向かう時期です。気の合う友だちとの遊びが盛んになり、ごっこ遊びを好み楽しむようになります。

子どもの人数、月齢、部屋の間取り、保育士の数など考慮する必要があるものもあります。

クラスの子どもたちに合わせて必要であればアレンジしてみてください。

3歳児の保育中の室内遊びおすすめ10選!

3歳児 室内遊び

①「仲良しまねっこ」

1 クラスの半数の子どもに帽子を被せます。
(目印になれば何でも良いです。)
2 ピアノで子どもたちの好きな曲を弾きます。子どもたちは部屋の中を歩きます。
(短めな曲で良いです。子どもたちが口ずさめると更に良いと思います。)
3 曲が終わる前に帽子を被っている子といない子で二人組を作ります。ピアノの合図に合わせてまず帽子を被った子が好きなポーズをします。
4 次の合図で帽子を被ってない子が真似をします。上手にまねっこが出来たようならまたピアノの曲に合わせて歩きます。どんどんペアを変えてまねっこを楽しみます。

新人保育士
新人保育士
自分が思いつかないようなポーズが出てきたり、あまり関わることのなかった子ども同士がペアになったりしますよ!

途中で帽子を被っている子といない子の役割を交換しましょう。

②「バランスゲーム」

1 身体の発達とともにこの時期から片足で立つなど、左右別々の動きが出来るようになってきます。
2 片足を上げて立つ。
3 〇秒片足を上げて立つ。
4 目を瞑って片足を上げて立つ。
5 友だちと手を繋いで片足を上げて立つ。
6 友だちと向かい合って手を繋いで片足を上げて立つ。
7 友だちと向かい合って両手を合わせて片足を上げて立つ。などアレンジし放題です。

全身を使った遊びが面白いと感じられますね。

③「動物まねっこ」

名前の通り動物の模倣をして楽しみます。こちらも全身を使った遊びになります。

子どもたちに動物の絵カードを見せてその動物の動作のイメージを共有しましょう。

フラミンゴやカンガルーなど特徴的な動きのある動物を選ぶと面白いです。

また大きい動物と小さい動物など違いがはっきりしたものも良いと思います。

音の合図に合わせてみんなでまねっこをするやり方やマットなどの上をまねっこして通るやり方などアレンジの利く遊びです。

④「みんなでお絵かき」

大きな紙にみんなでお絵かきをして楽しみます。

テーマを決めたり、保育士があらかじめ描いておいた絵に子どもたちが描き足していきます。

そうすると、より一人で描くよりもイメージが膨らみ自然と言葉のやり取りも増えると思います。

新人保育士
新人保育士
紙と同じ色のクレヨンで絵を描いてそれぞれ好きな色の絵の具を上から塗り「みんなではじき絵」も楽しいですね!

⑤「カラー小麦粉粘土」

3歳未満児クラスなどでよく遊びに取り入れられますが食紅などを使い色付けすることで簡単にカラー粘土が作れます。

ビニール袋に材料を入れてこねるところから子どもたちと楽しんでも良いと思います。

3色くらい用意し出来た粘土で遊んでみましょう。色が付いているだけでも子どもたちの発想は豊かになります。

⑥「簡単お店屋さん作り」

スーパーマーケットなどの広告に写真で載せられている品物を食材ごとに切り抜いておきます。

何屋さんを作るか子どもたちが決めてそのお店にある品物を集めて画用紙に貼っていきます。

今は〇〇屋さんでお買い物をするというイメージがあまりなくなってきていますので子どもたちにとっては何が売っているのかな?と考えることも楽しみなようです。

⑦「静かになるかな?ゲーム」

保育室に椅子を並べます。ランダムでも輪にしても良いです。

子どもたちは楽器を持って椅子の周りを歩きます。

ピアノで保育士が曲を弾き音が止まったら楽器の音が鳴らないようにして急いで椅子に座ります。

みんな同じ楽器でも良いですし何種類かに分けても良いと思います。

新人保育士
新人保育士
ピアノを弾かなくても「1・2・3・4…10!」とカウントしても面白いですね!

2・3人ずつ子どもの名前を呼んで代わる代わる繰り返すなどアレンジもしやすい遊びです。

保育士さんのアイデアでどんどん遊びが展開します。子どもたちの反応や成長段階で考えてみましょう。

⑧「椅子取りゲーム」

昔からある集団遊びですね。

ルールも分かりやすいので子どもたちに人気です。

輪になるように子どもの人数より1脚減らした数の椅子を外向きに並べ椅子の外側を反時計回りにピアノの曲に合わせて歩きます。

音が止まったら一番近い椅子に急いで座ります。

どこかに空いた椅子を見つけたら反時計回りに歩く約束を守って見つけた椅子に座りましょう。

椅子に座れなかった子は負けなので輪から外れます。

椅子を1脚ずつ減らして最後に残った子がチャンピオンです。

3歳児クラスで椅子取りゲームをする注意点

ルールは理解できる年齢になってきていますが勝ち負けのはっきりしたゲームです。

「1番初めに座れなかった…」「あの子に負けて悔しい…」「どうしてもチャンピオンじゃなきゃいやだ!!」などなど気持ちの折り合いが着かない、整理が出来ないといったことが起こりやすいです。

ゲームを始める前にきちんと子どもたちと話をしてから始めましょう。

伝えておいた時と伝えなかった時では同じ気持ちを味わっても落ち着くまでの過程が全く変わってくると思います。

また、初めに抜いておく椅子を2脚にしたり、並び順を考慮したりしてゲームが楽しくなるよう工夫しましょう。

⑨「フルーツバスケット」

これも昔から馴染みのある集団遊びです。

1 子どもたちに親しみのあるフルーツでグループ分けをします。
2 輪になるように子どもの人数の椅子を内向きに並べ座ります。
3 鬼役(今回は保育士からスタート。)の「フルーツバスケット」の合図でみんな立ち上がり座っていた椅子の両隣以外の椅子に素早く座ります。
4 座れなかった子が鬼になります。
5 2回目からは「フルーツバスケット」の合図だけでなく初めにグループ分けしたフルーツの名前を言い呼ばれたフルーツの子が立ち上がって椅子を交換します。

慣れてきたらフルーツの名前を2種類まで言っても良いなどアレンジして楽しみましょう。

鬼になりたくて椅子が見つかっても座らない子など出てきますが気持ちを受けとめながら工夫して声を掛けていきましょう。

⑩「リスのお引っ越しゲーム」

1 3人組を作ります。
2 1人はリス役で2人は家役です。
3 家役の子はリス役の子の頭の上で両手を組みます。
4 鬼役が「おひこっし」と言ったらリス役の子は違う家に引っ越します。
5 鬼役も加わるので入れなかったリスの子が次の鬼になります。
6 鬼が「台風!」と言ったらリス役の子は残り、家役の子がペアをバラバラにして新しいペアを作りリス役の子のところで家を作ります。

このようにして繰り返し楽しむ鬼ごっこです。途中でリス役と家役を交換してみましょう。

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3歳児の保育中の室内遊びのねらいは?

3歳児 室内遊び
保育心理士 ユウ
保育心理士 ユウ
3歳児は生活習慣が次第に自立に向かう時期です!

今まで自分の好きなことに注がれていた興味が外に向いてきます。

周りにいる友だちのことが気になりだし気の合う友だちと一緒の遊びが盛んになったり、ごっこ遊びを子どもたちだけで楽しんだりするようになります。

また、言葉への関心が強くなり新しい言葉や直接体験して味わった気持ちを言葉で表現するようになります。

このような子どもたちの発達の過程を踏まえて室内遊びの内容を考えていきます。

遊びの中でさまざまな友だちと触れ合えること、会話が出来ること、体験した知識を積極的に取り入れられることをポイントします。

また,室内という限られた環境の方が友だちの動きが見えやすいと思います。

3歳児の室内遊びの保育指導案のポイントは?

3歳児 室内遊び
3歳児の室内遊びの保育指導案を立てるにあってのポイントですがまず初めに遊びに合わせた導入を必ず入れる事です。

主活動が上手くいくかいかないかは子どもたちの気持ちを引き寄せるこの導入がきちんと設定されているかいないかで全く変わると思います。

関連した絵本でも手遊びでも何でも良いと思います。主活動は室内遊びといってもさまざまなものがあります。

全身を使った遊び、集団遊び(ゲーム)、楽器を使う音遊び、造形遊びなどグループ分けをして組み合わせましょう。

初めて行う主活動はあまり時間を長く設定しないことも頭に入れておきましょう。

遊びを理解するまでは飽きるのも早いです。反応が良いからと言って長時間繰り返したり、頻繁にやり過ぎたりするのも飽きが早いです。

新人保育士
新人保育士
見極めが大事ですね!

普段、自由遊びや生活の場面で関わりの少ない子どもも集団遊びの中で相手の存在に気付き、関わりが楽しくなりみんなのそばにいて同じことをしていることがうれしいです。

そういう気持ちが芽生えるきっかけが作れたら良いですね。保育者に見守られている安心感が基盤になります。

【まとめ】3歳児の 保育中の室内遊びは子どもの興味をしっかり掴むことが大事!

3歳児 室内遊び
今回は3歳児さんの室内遊びの紹介とねらいや指導案のポイントについてまとめました。

自立に向かう3歳児さんですがまだまだ月齢差も大きく興味も長くは持続しません。

保育士さんのアイデアで遊びや関わりを広げさまざまな体験が出来るようにしたいですね。

友だちと遊ぶ楽しさを十分に味わえるようにしましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

それでは今回はこのへんで失礼します。

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