こんにちは!
保育心理士のユウです。
赤ちゃんや子どものかわいい手や足に絵の具などでペイントをしてスタンプする手形足型アート。
そこで、今回は保育園で実際に役立つ、手形スタンプや足型製作が簡単にできる手順やそのねらい、指導案の基礎的な書き方をご紹介していきます。
保育園で手形スタンプや足型製作が簡単にできる手順!
用意した紙にベタッと子どもの手形や足形を取っても思い通りの仕上がりにならないことはよくあることです。
まずはどんな材料を用意して、どのような手順で製作をするとスムーズにいくのかを考えておく必要があります。
それでは基本的な手順から説明していきます。
それを子どもの手や足に筆でまんべんなく塗ります。
次にこの基本的なやり方で上手くいかなかった場合の手順を説明します。
そこで失敗が少なく手軽にできておすすめなのがインクスタンプの使用です。
子どもや赤ちゃん用のスタンプ台もあるので、肌が敏感な園児にも安心して使えます。
インクスタンプには直接、園児の手や足を乗せていきます。そして手首(足首)から徐々に紙に型を付けていきましょう。
絵の具を使用する場合でもインクスタンプの場合でも気をつけたいポイントは、2人以上で行うことです。
これらの作業を全部1人で行うことはかなり大変で失敗に繋がり安いですから、気をつけましょう。
また赤ちゃんの場合は、必ずご機嫌な時をねらって顔が外を向くように抱っこをして行ってください。
あまりビクビクしてもたついてしまうと赤ちゃんが怖がってしまうので、ササッと勢いよく行うことをおすすめします。
そしてインクを舐めてしまわないように、終わったら素早くきれいに洗い流したり拭き取ったりしましょう。
手形や足型が完全に乾いたら、季節やイベントに合わせてアート作品を作りましょう。
例えば乳児クラスなら、保育士がこいのぼりに仕上げれば家族にとっても大切な作品となることでしょう。
幼児クラスなら園児自身が手形や足型をお化けに見立てて目や口を書けば、かわいいハロウィン飾りの出来上がりです。
保育で手形スタンプや足型製作のねらいは?【乳児・幼児】
保育園での活動の中で手形スタンプや足型製作をするねらいには様々なものがあります。
大きなねらいとしては「感触を楽しみながら表現する」ということです。
乳児クラスにおいては何かを作ろうという目的意識を持つことはできませんが、園児は画材や素材に触れた時に「手や足に色がついた!」「紙に触れた時に動かすと、どんどん色が広がる!」という感動を楽しむことができるでしょう。
また実際に手や足に色を塗る前に「これは赤(青)だよ」などと声をかけながら行うことで、色には名前があるということを知るきっかけにもなります。
先ほど手順の説明でもお話しましたが、水彩絵の具は水を入れすぎるとサラサラになりすぎて手から絵の具が滴ってしまうしなかなか乾かない。
反対に水が足りないと硬くて塗りづらく、乾いたときにバリバリになってしまうということを実体験として知ることになるでしょう。
大人は経験として知っているのが当たり前の事柄ですが、未体験の子どもにとってはこのような経験が非常に大切なことになります。
さらにクレヨンや色鉛筆で絵を描くこととは違って、自分の身体の一部を使って作品を仕上げることで気持ちを解放して自由に表現することの楽しさを知ることもねらいです。
その体験を通して、「お絵かきって楽しい」という前向きな気持ちを感じることができるのではないでしょうか。
保育で手形スタンプや足型製作する時の指導案の基礎的な書き方を紹介!【乳児・幼児】
指導案を書くときは、「内容」「ねらい」「環境構成」「子どもの活動」「保育者の援助・配慮事項」を具体的に記す必要があります。
ここでは「手形スタンプ、足型製作」が「内容」となります。これに対するねらいですが、園児たちがその活動を通してどのようなことを身につけられるかを設定しましょう。
「環境構成」とは保育者が事前に整えておくべき環境のことです。
必要な物的環境や準備についてはもちろん、保育中にどのように環境を変えていかなければならないのかを書いていきます。
これについては手順の章で触れましたが、具体的に言うと物的環境は画用紙や絵の具・水・インクスタンプ・筆・パレット・スポンジ・タオルなどです。
また広いスペースを確保しなければならないときは、机や椅子を教室の端に寄せておくなども環境構成の欄に記入しておきましょう。
手形や足型を取り終わった時に完成した紙をどこに置いて乾かすのか?も念頭において、時系列に沿って環境を変えていく必要があればそれも記しておきます。
「子どもの活動」は時系列で園児がどのように活動していくのか箇条書きで書いていきます。
今回の場合は
・保育士から説明を聞く
・絵の具(インク)を手や足に塗り型を取る
・手や足をきれいに洗い汚れを落とす
・乾いたあとで作品を仕上げる
と言う流れになります。
「保育者の援助・配慮事項」は、具体的に保育士がどのように援助したり配慮したりするべきなのかを書きます。
自分のクラスの園児たちを思い浮かべて、起こりうる要素を想像しそれに対してどんな援助が必要かなどを丁寧に考えていきましょう。
一言で指導案といってもそれぞれの園の環境も違えば園児一人一人の個性やクラスの雰囲気も様々です。
基礎的なことをマスターしたら、難しく考えずに自分の園やクラスを想定して一つ一つ考えうることを文字に起こしていくのがよいでしょう。
まとめ
・保育園で手形スタンプや足型製作をする際は手順を考えておく必要がある。
・絵の具の場合は水加減が重要。筆をくすぐったがる子どもにはスポンジや保育士の手で塗ってあげるとよい。
・絵の具で上手くいかないときはインクスタンプがおすすめ。
・保育士は2人以上で役割を決めて行うようにする。
・手形や足型製作の活動には園児の成長を促すねらいがある。
・指導案は主に「内容」「ねらい」「環境構成」「子どもの活動」「保育者の援助・配慮事項」を具体的に書く。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは今回はこのへんで失礼します。
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