こんにちは!
保育心理士のユウです。
生まれたばかりでとても可愛らしい0歳児は、見ているだけでも癒されますよね。
しかし、一人では何もできない時期だからこそ、なかなか目を離すこともできません。
0歳児を受け持つことが大変なことだと想像ができても、具体的な内容が気になりますよね。
長時間子どもを預かる保育所では、保育士はどのように子ども達と関わっているのでしょうか。
今回は、大変なクラスを受け持った際の解決法や0歳児向けの遊び、大変な中でも感じることのできる0歳児の保育ならではのやりがいなどをご紹介していきます。
保育士が0歳児クラスで大変なこと
0歳児の保育において大変なことの主軸には、個々の発達段階の違いが大きいことと、他の人のお世話なしでは生活ができないことにあるでしょう。
乳児期は発達段階が細かく区切られており、ほんの数ヶ月で大きく成長する時期です。
例えばおむつ替えの場合、生後6ヶ月未満の乳児は、授乳ごとに排尿があるため、一人ひとり対応しなくてはなりません。
また、乳児は何でも口に入れて確認するという特性があるので、おむつ替えや授乳をしながら他の子どもにも目を配っていないと、命にかかわる可能性があります。
口に入れたものの誤飲が起こったり、誤飲しなくとも体調へ悪影響が生じるようなものであったりという可能性もあり、非常に危険です。
しかし、おむつ替えや授乳だけでなく、寝かし付けや遊び等、行うことは盛りだくさんです。
他の人のお世話なしでは過ごせず、身の回りの危険も察知することができない時期だからこそ、片時も目を離すことはできないのです。
0歳児クラスを受け持つにあたり、必要なことや注意点
必要なことや注意点は多々ありますが、ここではポイントを絞ってお伝えしていきたいと思います。
①寝かしつけ時
保育園にはお昼寝の時間がありますが、その時間になったからといって、全員がすぐに寝てくれるわけではありません。
特定の保育者が傍についてトントンと一定のリズムで身体に触れたり、抱っこをしたりして安心感を与えることで、寝付きやすくなります。
また、2~7ヶ月くらいの乳児は、SIDS(乳幼児突然死症候群)を発症しやすい時期です。
②食育活動
ミルクなのか離乳食なのかは、発達時期によって異なります。
離乳食も、発達段階や離乳の進み具合によって与える内容や柔らかさが異なるため、個々に合った物を与える必要があります。
保護者の方とも密に連絡を取りながら、個々のペースで食育を進めていきましょう。
③イベントや行事
0歳児は、幼児のようには行事やイベントに参加することはできません。
大勢の人がいたり、たくさんの声や音が聞こえてきたりと、いつもとは異なる雰囲気に泣きだしてしまう子もいます。
たとえ行動したり何かを作ったりということができなくても、その場にいるだけで十分に参加しているといえます。
できる範囲で、できることを経験させてあげることが、子どもの喜びや成長、後には達成感へと結びつきます。
0歳児の行事・イベント参加の目的は何かということを常に意識して行いましょう。
0歳児の遊びの例は五感や情緒面の発達につながるもの
0歳児は、五感や情緒面の発達が著しい時期です。
そのため、遊びもそれらを刺激するものだと良いでしょう。
歌や音楽に合わせて、子どもの体に触れたり手足を動かしたりという遊びは、体一つでできるため、どこでも子どもと楽しむことができます。
しかし、絵本を選ぶ際には、ポイントもあります。
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そして、飽きないページ数のもので、繰り返しの音を楽しむことのできる絵本だと、なお良いですね。
理解していないことが多いこの時期の遊びは、保育者とのふれあいや音を通じて、楽しみながら発達を促していくことが大切であると考えられます。
0歳児クラスの基本的な1日の流れ
一日の流れは園によって異なりますので、ここでは、大まかな流れをご紹介します。
・登園
・遊び(月齢によって午睡や離乳食)
・散歩
・昼食
・午睡
・おやつ
・遊び
・保護者によるお迎え
多くの保育園は、7:00~7:30が登園の時間となっています。
その後の内容に関しては、月齢ごとに大きく異なります。
とても個人差の大きい時期だからこそ、0歳児のうちは一日の流れを守らなければならないものではなく、目安として捉えた方が良いでしょう。
大変な0歳児クラスの担任になった時の切り抜け方
保育者になれば、大変なクラスに一度は出会うことでしょう。
その大変なクラスの内容は、障がいを抱えた子どもを中心としたものかもしれませんし、どうしてもいうことを聞いてくれないというものかもしれません、
0歳児は、複数担任という保育所がほとんどとなります。
一人で抱えきれない悩み、不安は他の保育者に相談し、解決していくことが大切です。
そして、何よりも子どもに対し、たくさんの言葉を投げかけたり、スキンシップを取ったりしながら、信頼関係を築いていってください。
子どもからの信頼、愛着が保育には欠かすことができません。
保育は、正解のないものです。
一人の子に対して上手くいった関わり方が、別の子には通じないこともよくあります。
大変なクラスの担任になった際には、自分の中の引き出しをたくさん開けて、1つずつ継続して試していくことが大切です。
0歳児担任のやりがいは大切な時期を共にし、子どもの未来へと繋げていくことができること
首がすわる、ハイハイ、つかまり立ちなど、たくさんの初めてを経験する時期が0歳児です。
保育園は、一日中子どもを預かることがほとんどですので、必然的に多くの初めてに立ち会います。
また、0歳は、生活リズムや運動機能の獲得など、人間の基礎となる部分を育てる時期にもなります。
保育者の働きかけや関わりが、子ども達の基礎となっていくという事実は、とても大きな意味を持つことでしょう。
大切な時期を共にし、子どもの未来へと繋げていくことができるというのは、素晴らしいことであるといえます。
保育士が0歳児担当になった時の関わりは子供の将来につながる大事な時期!
0歳児保育について、少しイメージが付いたでしょうか。
しかし、乳児とのふれあいの中で得られるものは、大変なこと以上に大きいことも忘れてはいけません。
0歳からみていたら、きっと保育園を卒園する頃には、我が子のように思えるのではないでしょうか。
・0歳児の保育において大変なことは、個々の発達段階の違いが大きいことと、他の人のお世話なしでは生活ができないこと!
・0歳児は、五感や情緒面の発達が著しい時期!
・子どもからの信頼、愛着が保育には欠かすことができまない
・大変なクラスの担任になった際には、自分の中の引き出しをたくさん開けて、1つずつ継続して試していくことが大切!
子ども達への愛情が、やりがいへと変わっていきます。
大変なことが多い中であっても、たくさんの喜びを感じながら、一人でも多くの方が誇りと愛情を胸いっぱいに、保育に臨んでほしいですね。
今回の内容が、皆様の小さな手助けとなれば嬉しいです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
それでは今回はこのへんで失礼します。
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