保育心理士 ユウ
保育心理士 ユウ
こんにちは。保育心理士のユウです。

新年度の緊張がほぐれ、子どもたちの笑顔が増えてくる一方で、梅雨入りによる室内遊びの増加や体調管理の難しさに頭を悩ませる時期ですね。

3歳児クラスの6月月案を作成するにあたって、ねらいや養護の視点、五領域に基づいた指導計画の立て方に迷われている方も多いのではないでしょうか。

毎日の保育に追われる中で、行事や製作、環境構成まで網羅した月案を考えるのは本当に大変な作業です。

この記事では、梅雨ならではの書き出しや挨拶の文例、反省や評価のポイントまで、私なりにリサーチした情報を分かりやすく整理しました。

  • 発達段階に合わせた具体的なねらいと養護のポイント
  • 梅雨時期の室内遊びや環境構成のアイデア
  • 虫歯予防デーや時の記念日など行事製作の実践例
  • 書き出しや挨拶文、家庭連携のすぐに使える文例

3歳児の6月月案におけるねらいと養護の視点

6月は梅雨の湿気や気温差で体調を崩しやすい時期であると同時に、子どもたちの自我が芽生え、友だちとの関わりが深まる重要なタイミングでもあります。

ここでは、3歳児の発達段階を踏まえた「ねらい」の設定方法と、この時期に欠かせない「養護」のポイントについて、具体的に掘り下げていきます。

五領域に基づくねらいの書き方

3歳児の6月における教育的なねらいは、単に何かをできるようにすることではなく、梅雨という環境を通して心の動きや関わりを育むことに焦点を当てるとスムーズです。五領域それぞれの視点で、具体的な文例を挙げてみます。

  • 健康:手洗いやうがいなどの衛生習慣を身につけ、清潔にする心地よさを味わう。
  • 人間関係:保育者や友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じ、簡単な決まりを守ろうとする。
  • 環境:雨や泥、アジサイやカタツムリなど、梅雨期の自然に触れて興味や関心を持つ。
  • 言葉:自分の思いや要求を言葉で伝えようとしたり、保育者の言葉を聞いて行動したりする。
  • 表現:季節の歌を歌ったり、時計や歯磨きの製作を通して作る喜びを味わったりする。

特に「人間関係」の領域では、まだ貸し借りがスムーズにいかないことも多いですが、それをトラブルと捉えるのではなく「関わりの練習」と捉える視点が大切ですね。「一緒にやろう」という気持ちが芽生える時期なので、その兆しを逃さないねらい設定が重要だと感じます。

養護と教育を統合した指導計画

6月の月案で最も意識したいのは、高温多湿な環境から子どもたちの健康を守る「養護」と、遊びを通じた「教育」のバランスです。湿気で不快指数が上がると、どうしてもイライラしてトラブルが増えがちですよね。

養護の視点としては、「汗をかいたら着替える」「濡れたら拭く」といった生理的な不快感を取り除くことを最優先にします。これができて初めて、子どもたちは遊びに集中できるからです。例えば、「自分で着替えようとする気持ちを尊重しつつ、さりげなく援助する」というねらいは、養護(清潔)と教育(自立心)が統合された良い例だと言えます。

ポイント:「自分でできた!」という達成感は、次の活動への意欲に繋がります。着替えがうまくいかない時のイライラも受け止めつつ、成功体験を積めるような援助を計画に入れておきましょう。

前月の子どもの姿と実態把握

5月の連休明けを経て、子どもたちの様子はどう変化したでしょうか。月案作成のスタート地点は、目の前の子どもたちの実態を正確に把握することから始まります。

多くの子どもが園生活のリズムを取り戻し、泣かずに登園できるようになっている頃かと思います。一方で、新しい環境に慣れた安心感から、イヤイヤが出たり、友だちとのおもちゃの取り合いが激しくなったりする姿も見られるかもしれません。これは「自己主張ができるようになった証」であり、成長のプロセスです。

「友だちに関心を持ち始めたが、言葉でうまく伝えられずに手が出てしまう」「特定の玩具にこだわり、一人でじっくり遊び込む姿が見られる」など、ポジティブな面と課題となる面の両方を書き留めておくと、今月のねらいが立てやすくなりますね。

梅雨期の環境構成と配慮の工夫

雨で戸外に出られない日が続くと、子どもたちのストレスは溜まりがちです。だからこそ、室内環境の構成(ゾーニング)が6月の保育の質を左右します。

私がリサーチして特に重要だと感じたのは、「動」と「静」のスペースを明確に分けることです。例えば、サーキット遊びやマット運動で体を動かすエリアと、絵本やパズルで落ち着いて過ごすエリアが混在しないように工夫します。こうすることで、活動的な子も静かに過ごしたい子も、それぞれのペースで安心して過ごせます。

注意点:湿度が高いとカビや雑菌が繁殖しやすくなります。エアコンの除湿機能を活用して湿度を50〜60%に保つとともに、寝具やタオルのこまめな持ち帰りを保護者に依頼することも、環境構成の重要な一部です。

挨拶や書き出しの具体的な例文

月案やクラス便りの冒頭で使える、6月ならではの挨拶文例をいくつかご紹介します。季節感を取り入れつつ、子どもたちの具体的な姿を伝えるのがコツです。

種類 文例
時候の挨拶 あじさいの花が雨に洗われ、色鮮やかに咲き誇る季節となりました。
子どもの姿 雨の日が続いていますが、お部屋の中からは子どもたちの元気な歌声が聞こえてきます。
保護者へ 蒸し暑い日が続きます。汗の始末や着替えをこまめに行い、快適に過ごせるように配慮していきます。

これらの文例を組み合わせることで、「雨の季節も楽しんでいますよ」というポジティブなメッセージを保護者に届けることができますね。

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3歳児の6月月案に盛り込む行事と製作活動

6月には「虫歯予防デー」や「時の記念日」といった、子どもたちの生活習慣や認識を広げる大切な行事があります。これらを単なるイベントで終わらせず、日々の遊びや製作にどう落とし込むかが腕の見せ所です。

虫歯予防デーに向けた活動内容

6月4日からの「歯と口の健康週間」は、3歳児にとって歯磨き習慣を身につける絶好のチャンスです。とはいえ、正しいブラッシング技術を教え込むのはまだ早い段階。まずは「歯を磨くと気持ちいい」という感覚を持ってもらうことが大切です。

導入として、カバやワニなど口の大きな動物が出てくる絵本やエプロンシアターを活用するのがおすすめです。「虫歯バイキンをやっつけよう!」というストーリー性を持たせることで、子どもたちはヒーロー気分で歯磨きに取り組めるようになります。

実際に自分の歯ブラシを持って、カバのパペットの歯を磨いてあげる「ごっこ遊び」を取り入れるのも効果的です。遊びの中で歯ブラシの動かし方を真似ることで、無理なく興味を引き出せます。

時の記念日と時計製作のアイデア

6月10日の「時の記念日」は、目に見えない「時間」という概念に触れるきっかけになります。3歳児にはまだ時計を読むことは難しいですが、「長い針が上(12)になったらお片付け」といった視覚的な目安を知る良い機会です。

製作活動としては、以下のようなアイデアが人気です。

  • 腕時計製作:トイレットペーパーの芯や折り紙を使って、自分だけの腕時計を作ります。手首につけるだけで、ちょっぴり大人になった気分を味わえます。
  • 紙皿の壁掛け時計:紙皿を文字盤に見立て、数字のシールを貼ったり、クレヨンで模様を描いたりします。針はモールや厚紙で作り、動かせるようにするとさらに興味が湧きます。

「コチコチ」という音に耳を澄ませたり、振り子時計の動きを観察したりするのも、科学的な興味(センス・オブ・ワンダー)を育む活動になりますね。

雨の日を楽しむ室内遊びの展開

雨の日こそ、普段とは違う遊びを展開するチャンスです。新聞紙遊びやサーキット遊びなど、室内でも十分に発散できる活動を用意しておきましょう。

特におすすめなのが、「素材の感触を楽しむ遊び」です。小麦粉粘土や寒天遊び、片栗粉スライムなどは、指先の感覚を刺激するだけでなく、情緒を安定させる効果(カタルシス)も期待できます。形が定まらない素材を自由に変化させる楽しさは、3歳児の発達にぴったりです。

アイデア:レインコートを着て、あえて雨の日の散歩に出かけるのも一つの手です。雨音の違いを聞いたり、濡れた葉っぱの色を見たりすることは、五感を刺激する素晴らしい体験になります。

家庭との連携と衛生管理の依頼

6月は感染症や皮膚トラブルが増える時期なので、家庭との連携がこれまで以上に重要になります。特に以下の点は、具体的にお願いする必要があります。

  • 衣類の調整:気温差に対応できるよう、半袖と薄手の長袖の両方を用意してもらう。
  • 着替えの補充:泥遊びや汗で着替える回数が増えるため、多めに準備してもらう。
  • 爪切り:爪の間にはバイキンが溜まりやすいため、こまめなチェックをお願いする。

保護者の方には、「洗濯物が増えて大変かと思いますが、それだけ園で元気に遊んでいる証拠です」と、ポジティブな言葉を添えて協力を仰ぐのがコツですね。

反省と評価から次月へ繋ぐ方法

月案のサイクルは、実施後の振り返りがあって初めて完結します。6月の終わりには、以下の視点で自己評価を行ってみましょう。

  • 梅雨時期の室温・湿度は適切に管理できたか?
  • 室内遊びがマンネリ化せず、子どもたちが主体的に遊べていたか?
  • 着替えや排泄など、個々のペースに合わせて援助できたか?

ここで得られた気づきは、7月の「プール遊び」や「七夕」の活動へと繋がっていきます。例えば、6月に着替えを頑張った経験は、7月の水着への着替えの自信になります。月案は単月で終わるものではなく、子どもの成長ストーリーとして連続しているものだと感じます。

3歳児の6月月案作成のまとめ

3歳児の6月月案は、梅雨という環境要因と、子どもの自立への芽生えをどう調和させるかが鍵となります。衛生管理などの養護面をしっかり固めつつ、雨の日ならではの発見や、友だちとの関わりを丁寧に拾い上げていくことが大切です。

完璧な計画を立てることも素晴らしいですが、何より目の前の子どもたちが「雨の日も楽しいね!」と笑って過ごせるような、柔軟で温かい視点を大切にしていきたいですね。

ABOUT ME
保育心理士ユウ
これまで延べ500名以上の子どもの成長や保護者の支援をしてきました。 「こどものしあわせはみんなのしあわせ」をモットーに日々、保育士を応援し、育児中の保護者支援をしています!
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