こんにちは!
保育心理士のユウです。
2019年2月、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案が、閣議されました。
これは、保育園や幼稚園の無償化を実施するためのものです。
年収や保護者の働き方によって、無償化の差は出てくるのでしょうか。
今回は、幼児教育・保育無償化について、詳しくその内容を説明していきますので、乳幼児を子育て中の方は、ぜひ目を通してみてください。
保育園や幼稚園の無償化の条件は年収は無関係!?
子育て中の方であれば、保育園や幼稚園の無償化が行われることについてはご存知かと思いますが、その条件については細かく理解しているでしょうか。
そして、無償化という言葉で勘違いしてしまう方もいるかもしれませんが、全てにお金がかからないということでもありません。
もし、幼稚園が満3歳児を3歳児クラスに受け入れる取り組みを行っているのであれば、3歳の誕生日を迎えた時点で無償化が適応されます。
保育園では、3歳児クラスの子どもからですので、そこは幼稚園と異なりますね。
また、幼稚園で預かり保育を利用する場合には、無償化の上限額2万5,700円を含めて、月額3万7,000円まで(預かり費11,300円)の利用料が支給されます。
ただし、これを利用するには、市町村から新たに『保育の必要がある子ども』と認定される必要があるので、注意してください。
専業主婦(夫)の家庭では、預かり保育の利用は対象外となるため、そのためのお金は支給されないということです。
そして、ここまで無償化について述べてきましたが、これらはすべて保育料に関することであり、その他の費用に関しては含まれていません。
送迎費・給食費・制服などの用品費・行事費などについては、無償化の対象ではないため、これまで通り自己負担となります。
保育園や幼稚園の無償化で2人目や未満児も大歓迎ってほんと!?
というのも、もしも住民税非課税世帯に該当する場合、本来対象外となる0~2歳児も無償化の対象になるからです。
もしも、これに該当するのであれば、0~2歳児までの未満児を認可保育園や認定こども園に預ける場合は無償、認可外保育園等に預ける場合は、月額4万2,000円の補助金が支給されます。
また、現在多子減税によって、2人目の子どもは保育料が半額、3人目については保育料が無料となっていることはご存知でしょうか。
この多子減税が、幼児教育・保育無償化によってどう変わるのか、もしくはこのまま継続されるのか。
それは、2019年5月末現在、まだ何も情報がありません。
これからの情報にも、しっかりとアンテナを張っていきたいですね。
保育園の無償化はいつから?2019年10月説が有力!?
対象となる家庭はおわかりいただけたかと思いますが、それではこの無償化、一体いつから始まるのでしょうか。
無償化が検討された当初は、2019年4月から無償化の一部をスタート、2020年4月から全面的に無償化を実施という予定でした。
消費税引き上げによる財源の一部を、この無償化にあてようという考えなのです。
しかし、今その増税が引き延ばしになるかもしれないという話が出ていますよね。
政府は、2019年6月の日本銀行の企業短期経済観測調査の内容次第では、増税の延期をする可能性があるとしています。
そうなると、そこを財源とするはずの無償化はどうなってしまうのでしょうか。
安倍首相は、幼児教育・保育無償化の実施は、消費税率の引き上げが前提と述べていました。
予定では2019年10月から開始されますが、本当に実施されるのかどうかは、増税の実施が確定しないことには、断言することが難しいでしょう。
保育園の無償化は認可外(無認可)でも対象?条件付で無償化!?
保育園には、認可保育園と認可外保育園がありますが、この2つでは無償化の内容が異なってきます。
認可外保育園は、自治体から運営などに関する補助金が支給されていませんので、認可保育園よりも保育料が高いことが一般的です。
そのため、認可外保育園の保育料を完全無償化というわけにはいきません。
ただし、この無償化を利用するには、1つ条件があります。
これを満たしていない場合には、無償化の対象にはなりませんので、認可外保育園の利用者は注意しなければいけません。
しかし、これには猶予期間が設けられており、2019年10月から5年間の経過措置として、基準を満たしていない保育園を利用した場合でも、無償化の対象とするということが明示されていますので、併せて確認しておきたいですね。
0~2歳児に関しては、未満児の項目で述べた通りですので、そちらをご確認ください。
保育園や幼稚園の無償化の条件は年収は関係なし!2人目や未満児も半額や無料になるので安心!
乳幼児のいる各家庭にとって、大きな影響を与えるであろう、幼児教育・保育無償化。
自分達がどれに該当するのか、どのような補助を受けることができるのか、実施される前にきちんと理解しておきましょう。
・年収に関係なく全ての3~5歳児が無償化の対象
・無償化されるのは保育料のみ
・0~2歳児の無償化は住民税非課税世帯だけ
・2人目以降がどうなるのかは未発表
・無償化開始は2019年10月から(消費税増税の変更によっては延期)
・認可外保育園は3万7,000円までの上限付き無償化
無償化に関して様々な意見が飛び交っていますが、自分達に影響のある部分を見極め、損をしない利用の仕方をしていきたいですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
それでは今回はこのへんで失礼します。
保育士転職のキララサポートは、丁寧な面談と手厚いサポートで、非公開求人を含む5000件以上の求人から、一人ひとりにぴったりの職場を探すお手伝いをしてくれます。
しかも、転職先とのやり取りは、専任コンサルタントが代行してくれます!あなたが忙しく保育園で働いている間に、交渉してくれるので、転職活動に時間がさけない人におすすめです。
また、無料登録後の連絡は、LINE、メール、お電話、対面などから、あなたの好きなタイプを選ぶことが可能です。
選考対策も実施してくれるので、履歴書・面接に不安がある保育士さんには、ピッタリの転職サービスです。
参考▶︎情報収集だけの目的で登録OK!キララサポート保育士で周りの保育士がどれだけ高待遇なのか確認してみませんか?
「ほいく畑」は、厚生労働大臣認可のサービスで安心して使えます。
厚生労働大臣認可の就業支援センターである「ほいく畑」は、福祉専門の人材会社としては老舗。長年の実績が認められ、大阪市など公的機関からの保育士支援事業などの実績もあるサービスです。
少数精鋭のキャリアアドバイザーがあなたの相談に乗ってくれます。競合大手エージェントと比較すると、より丁寧で、きめ細かいサポートをしてくれます。
地域密着型で対応しているエリアも全国です。よくある3エリア(関東・関西・東海)に特化しているサービスとは違い、あなたの住んでいる地域もカバーしています。
そのため、ほいく畑としか取引していないエリアのレア求人もあるため、該当地域に住んでいる保育士さんなら、登録して情報収集するだけでもかなりお得です。
参考▶︎思い立ったら行動しよう!情報収集だけでもOK!今年こそほいく畑で安心安全なキャリアアップをしませんか?