こんにちは!
保育心理士のユウです。
保育園において手作りおもちゃを通しての乳児の遊びは、脳を刺激し育てる大切な時間の一つです。
今回は0歳児・1歳児に焦点を当てて、牛乳パックなどで簡単に作成できる手作りおもちゃを紹介していきます。
保育園で簡単に手作りおもちゃを乳児向けに作るポイントを紹介!
子どもは手作りおもちゃで遊ぶことを通して集中力や想像力・手先の器用さなど、様々なことを学び吸収しています。
ここではそんなおもちゃを手作りする際に気をつけたいポイントや簡単に作るポイントを説明していきます。
・対象の子どもの月齢や年齢を意識したおもちゃを作る
・身近な物を使って簡単に作れるおもちゃにする
・上手く作ろうとしない(クオリティにこだわらない)
まずポイントの一つ目は「対象の子どもの月齢や年齢を意識したおもちゃを作る」ということです。
乳児の成長の変化は著しいので、0〜3ヶ月用・3〜6ヶ月用というように3ヶ月ごとを目処に考えるとよいでしょう。
二つ目のポイントは「身近な物を使って簡単に作れるおもちゃにする」ことです。
三つ目のポイントは「上手く作ろうとしない(クオリティにこだわらない)」ことです。
安全面には最大の配慮が必要ですが、あとは必要以上に華美にせずシンプルを心がけてください。
以上、3つのポイントに注意して手作りおもちゃに挑戦していきましょう。
保育園で簡単に手作りおもちゃ。1歳児のおすすめネタ5つはコレ!
1歳児はとにかく好奇心旺盛。自我が芽生え「自分でやりたい」という気持ちが大きくなる年齢です。
手の運動神経も発達し、手先も少しずつ器用に使えるようになります。
そんな1歳児の好奇心を刺激して発達を促してくれるおもちゃはどんなものがあるのでしょうか? おすすめのネタ5つをまとめてみました。
●ボール転がし
注ぎ口を切り落としたあと、縦に半分にカットした牛乳パックがスロープになります。
そのスロープを左右交互に坂状にして、一面を切り取った段ボールの中に配置して貼り付けていきます。
スロープは5つぐらいあるとよいでしょう。ボールは100円ショップでも売っているビニール製のものが良く転がり柔らかい素材なので適しています。
●ひも通し
ミシン糸の芯にマスキングテープやシールを貼って装飾します。
芯の中央に開いた穴にひもを通すだけで楽しいおもちゃに変身です。
●さかな釣り
割り箸の先にひもを付け、その先端に磁石をくっ付けます。
紙皿や段ボールなど少し厚みのある紙でさかなの形を作り、一部にクリップを付ければ完成です。
割り箸の竿を使ってさかなを釣り上げる単純な遊びですが、1人でもお友達とも盛り上がります。
●ポットン落とし
蓋つきタッパーの蓋にペットボトルのキャップサイズの丸い穴を開けます。
穴の切り口はビニールテープで保護します。
ペットボトルのキャップを二つセットにしてビニールテープでくっつけていきます。
このキャップ二つで作ったセットをもう一つ用意して、セット通しをくっ付けキャップ四つ分のものを作ります(キャップ四つ分をくっ付けた長さは1歳児が握れるサイズです)。
保育士が穴にポットンと入れてお手本を見せてあげましょう。
●たまごパックビーズ
空のたまごパックにビーズを入れます。
その上からさらにパックの周りをビニールテープで止めましょう。
たまごパックの即席ガラガラは、見た目がかわいらしいだけでなく振るとよい音が鳴り乳児に好まれるおもちゃです。
1歳児の手作りおもちゃを保育園で遊ぶ時の指導案の書き方!
指導案を書く時は基本的に「内容」「ねらい」「環境構成」「子どもの活動」「保育者の援助・配慮事項」を明記していきます。
まず内容は「保育士の手作りしたおもちゃで遊ぶ」になります。
ねらいは「『やってみたい』『できた』など好奇心を刺激し達成感を味わう、手先の運動神経を養う」などそのおもちゃを通して、1歳児が獲得し得る能力を具体的に一つ一つ記しましょう。
環境構成では、そのおもちゃを使うにあたっての安全面に目を向けて考えるとよいでしょう。
1歳児が使った時に誤飲するような細かい部品がないか、断面で怪我をしないように保護がされているかもその一つです。
子どもの活動は具体的に子どもがおもちゃを使って遊ぶ手順を時間軸に沿って書き記しましょう。
1歳児は好奇心旺盛で何にでも飛びつくのと同時に飽きっぽいという特徴もありますから、一つのおもちゃで集中してじっくりと遊ぶのは難しいことが多いです。
例えば遊び方が分からずに戸惑っている子どもに対しては、保育士が一度お手本を見せてあげてから一緒に遊ぶことが有効かもしれません。
また夢中に遊んでいる子どもに対しても「きれいだね」や「ポットンって落ちたね」など状況を言葉にして伝え、気持ちを共有しながら遊ぶことで心や言葉の育ちを促す手助けの一つになるかもしれません。
保育士が牛乳パックを使って0歳児用の手作りおもちゃに挑戦!その作り方は?
0歳児でもつかんだり、保育士が積み上げたり並べて見せたりできる牛乳パックの積み木をご紹介します。
まず洗ってきれいに乾かした牛乳パックを底から7センチのところで切ります。
2本分同じように用意したら、その一方にビーズか鈴・ペットボトルのキャップ・米や豆など振ると音が鳴るものをお好みで入れてください。
そこに何も入っていないもう一つのパックをギュギュッと突っ込み、立方体を作ります。
その立方体に色画用紙などを貼り装飾し、最後に透明テープでコーティングします。
テープが剥がれないようにしっかり留めたら完成です。これをいくつか作れば積み木のように遊べます。
成長に合わせて長く遊べるおもちゃなので、ぜひチャレンジしてみてください。
保育園で簡単に手作りおもちゃを乳児向けに作るポイントは難しく考えない
保育園で簡単に手作りおもちゃを乳児向けに作るポイントを紹介しました。
幼児はおもちゃを自分で作ることができますが、乳児はできませんので、保育者が子どもの発達に合わせて手作りおもちゃを簡単にできるのは嬉しいですよね。
・保育園で手作りおもちゃを簡単に作るポイントは「子どもの月齢に合わせたおもちゃを作る・身近な材料を使う・上手く作ろうとしない」の3つ
・1歳児におすすめの手作りおもちゃのネタは「ボール転がし」「ひも通し」「さかな釣り」「ポットン落とし」「たまごパックビーズ」
・手作りおもちゃで遊ぶ時の指導案は、子どもがその活動を通して何を学び、何を準備したらよいのか、またそのためにはどんな配慮が必要なのかを具体的に書く。
・0歳児向けの牛乳パックを使ってのおもちゃは「音の鳴る積み木」がおすすめ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは今回はこのへんで失礼します。
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