こんにちは!
保育心理士のユウです。
保育園の連絡帳は、保護者と保育士の大切なコミュニケーションツールですし、子ども達の保育園での様子を把握できるツールでもあります。
しかし、変化の多い乳児クラスは多くの場合毎日書かなければいけません。
毎日となると何を書けば良いのか…と悩む保育士も多いでしょう。
・連絡帳に何を書いていいのかわからない
・連絡帳に書くネタがない
・連絡帳を書いても担当の保育士からのコメントが少ない
今回は保育園の連絡帳のネタ切れの際に使える解決方法、書き方を具体例を挙げて紹介していきます。
保育園の連絡帳でネタ切れした時の3つ解決法は?
では、早速ネタ切れを起こした際の解決方法を紹介します。
何を書けば良いか迷った場合、使えるのは以下の三点です。
保育園で子どもがどんな風に遊んでいるのかを記述した上で、家では何をして遊んでいるのかという質問
保育士は一人の子どもとずっと向き合っていられる訳ではないので、見落としてしまっている子どもの好きな物、遊びなどがあります。
子どもが家でどんな遊びをしているのか、どんなキャラクターが好きなのかなどを尋ねると、「この子の事をもっと理解したい」という姿勢に繋がって、保護者からも評価が高くなります。
このネタは書き方を変えて何度も使えますからお勧めです。
いつもお世話になっております。最近、〇ちゃんは保育園でお人形さんの髪を梳いたり、お人形さんの身の回りのお世話をする事に興味を持っているようです。お名前をつけて可愛がってくれています。おうちでも、そういった遊びをする様子が見られますか?
仲の良い友達を教える
これは1歳~使えるネタです。
1歳になると、段々と遊びを楽しむ中で、他人にも興味を持ってきます。
まだ仲よくしたいという姿勢は見えませんが、他人の遊んでいる様子を真似する事も出てきます。
2歳になるとおままごとなどを通して、他人と一緒に遊ぶ事を覚えてくるので、保育園で誰と遊んでいるのかを記載するのは何度も使い回しできるネタです。
保護者の中には、「自分の子はちゃんと他の子と一緒に遊べているだろうか…」と不安になっている方もいるので、是非とも教えてあげてください。
いつもお世話になっております。最近、保育園でよく〇ちゃんと一緒に、〇をして遊ぶ様子が見られます。
遊んでいる最中も、〇ちゃんが〇ちゃんの為に玩具を貸してあげたり、何か困っていると声をかけてくれている様子も見られます。
〇ちゃんはお友達思いのとっても優しい子です。
子どもの為の遊具、絵本を教える
乳児の頃は、絵本も大切な教育ツールになります。
子ども達が物語に興味を持つきっかけになりますし、絵本の選別は子どもの教育にとって重要になります。
また、乳児期の発達はめざましいものがあり、日に日にできる事が増えていきます。
保育士は子ども達の発達に合わせて、さまざまな手作りの玩具で指先の発達を促したり、想像力を刺激する玩具や設定保育を提供しなければいけません。
保護者はどんな教育が行われているのか、現在の月齢でどんな事ができるのかを知りたいと思っている人も多い為に、このネタは使えます。
絵本を読むのが大好きなようで、絵本に対してかなりの興味を持っています。
最近では〇という絵本を何度も読み、保育士が読み聞かせをする際にも真剣に聞き入っています。
おうちでもよく絵本を読んでいますか?
保育士が保育園の連絡帳で書いてはいけないこと
保育園の連絡帳は、保護者と保育士のコミュニケーションツールとして重要な役割を果たしています。しかし、連絡帳を書く際には、誤った表現や書き方をしてしまうと、保護者に誤解を与えたり、トラブルに発展したりする可能性もあります。
そこで、保育士が保育園の連絡帳で書いてはいけないことを、以下にまとめました。
1. ネガティブな表現
子どもが問題行動を起こしたり、言うことを聞かなかったりすることもあるでしょう。しかし、そのようなネガティブな出来事を連絡帳に書く際には、注意が必要です。
例えば、「〇〇ちゃんは、今日も言うことを聞かず、困りました」と書くと、保護者は「うちの子は問題児なのではないか」と不安に感じてしまうかもしれません。また、「〇〇ちゃんは、いつも遊びに夢中になって、食事が残ってしまいます」と書くと、保護者は「うちの子はお行儀が悪いのではないか」と責められるような気持ちになってしまうかもしれません。
このようなネガティブな表現を避けるために、以下のような書き方にするとよいでしょう。
- 「〇〇ちゃんは、今日も積極的に遊びに参加していました。ただ、食事の時間になると、遊びに夢中になって、食事が残ってしまうことが多かったです。今後は、食事の時間にも集中できるように、声かけを続けていきたいと思います」
このように、子どもの良い点や成長をアピールしながら、ネガティブな出来事についても、原因や対応策を具体的に書くことで、保護者に安心感を与えることができます。
2. 他の子どもと比較する表現
子どもの発達には個人差があります。そのため、他の子どもと比較するような表現は、避けたほうがよいでしょう。
例えば、「〇〇ちゃんは、まだ〇歳なのに、〇歳児並みに字が書けるようになりました」と書くと、他の子どもの保護者は「うちの子は何歳になっても、〇〇ちゃんのようにはできない」と劣等感を感じてしまうかもしれません。
このように、他の子どもと比較するような表現を避けるために、以下のような書き方にするとよいでしょう。
- 「〇〇ちゃんは、最近、字を書くのがとても上手になってきました。今日は、〇文字を書くことができました」
このように、子どもの成長を具体的に書くことで、保護者に喜びを与えることができます。
3. 保育士の主観的な表現
子どもの様子を記入する際には、事実に基づいた表現を心がけましょう。保育士の主観的な表現は、保護者の誤解を招く可能性があります。
例えば、「〇〇ちゃんは、今日は元気がないようです」と書くと、保護者は「うちの子に何かあったのではないか」と心配してしまうかもしれません。
このように、保育士の主観的な表現を避けるために、以下のような書き方にするとよいでしょう。
- 「〇〇ちゃんは、今日はいつもより静かな様子でした。食事の時間も、あまり食べずに、そわそわとしていました」
このように、子どもの様子を具体的に書くことで、保護者に状況を正確に伝えることができます。
4. 誤字脱字や雑な字
連絡帳は、保育士と保護者との信頼関係を築くための重要なツールです。そのため、誤字脱字や雑な字で書くのは、避けたほうがよいでしょう。
誤字脱字や雑な字は、保育士の印象を悪くするだけでなく、保護者に不信感を与える可能性があります。
また、連絡帳は子どもの成長記録としても活用されます。そのため、誤字脱字や雑な字があると、子どもの成長を正確に伝えることができず、保護者に不利益を与える可能性があります。
5. 個人情報の記載
連絡帳には、子どもの名前や住所、電話番号などの個人情報が記載されます。これらの個人情報を第三者に知られないように、注意が必要です。
例えば、連絡帳を保育園の玄関に置いておくと、誰でも見ることができます。また、連絡帳を郵送する際には、封筒に個人情報が見えないように注意しましょう。
まとめ
保育園の連絡帳は、保育士と保護者のコミュニケーションツールとして重要な役割を果たしています。そのため、誤った表現や書き方をしてしまうと、保護者に誤解を与えたり、トラブルに発展したりする可能性があります。
上記に挙げたことに注意して、連絡帳を書くようにしましょう。
保育園の連絡帳の書き方は?
上記で使い回せるネタを紹介したので、ここでは日常的にどんな文章を書けば良いのかを紹介していきます。
保護者『初日』
【保護者】
今日から〇組で〇先生と一緒に遊ぶと伝えると、大変喜んでいました。〇は〇遊びが大好きなので、一緒に遊んでもらうとはりきっています。
一年間、協力できる事はしますのでおっしゃってくださいね。どうぞよろしくお願いいたします。
保護者『0歳児』
私達と離れて保育園に預けるのが初めてである為に、ちゃんと保育園に馴染めるか不安ではありますが、〇先生達と一緒に頑張っていこうと思います。
園の様子を教えて頂けると嬉しいです。一年間、よろしくお願いいたします。
平熱:〇度
今朝の温度:〇度
体調は良いです、何かありましたら連絡お願いします。
保護者『1歳児』
保育園も2年目で、今日から新しいクラスになるよと教えると、嬉しそうに「早く行く!」と元気に家を出ました。
気になる症状として、喘息があるので外遊びの際や運動を行う際には注意をお願いします。
一年間よろしくお願いいたします。
平熱:〇度
今朝の温度:〇度
保護者に関しては、子どもの様子や不安などを記載すると、保育士も何を不安に思っているのか、何をフォローすればいいのか分かりやすいので助かります。
また、乳児期は汗腺が未発達である為に体温変動が激しく、平熱が高い子も多いのでその子の体温を毎日測って書かなければいけません。
保育士
お世話になっております、担任の〇です。
今日から一年間、〇ちゃんの担任を務めさせて頂きます。
今日は〇ちゃんと一緒に外遊びで〇をして遊んだ際に、たくさん笑顔を見せてくれて嬉しかったです。
色々と教えて頂いたり、協力をお願いする事もあるでしょうが、どうぞ一年間よろしくお願いいたします。
何か気になる事があれば、遠慮なくおっしゃってくださいね。
まずはきちんと名乗って、その上できちんと子どもとコミュニケーションが取れている事を伝えて保護者を安心させましょう。
そして、保育園は行事などで保護者に協力を仰ぐ場面が多いので、きちんとそれに関しても挨拶しておく事が大切です。
保育園の連絡帳の書き方のポイントまとめ
では、保護者と保育士それぞれのポイントをまとめておきます。
・不安に思っている事を全部書く
・子どもの平熱、毎日の体温、何か気になる症状
・園でどんな遊びをしているかの質問
・家でどんな様子で遊んでいるか
・保護者と子どものコミュニケーションがきちんと取れているか
・子どもの園での様子
・気になる症状があった場合はその症状が園で出たかどうか
・園で変わった様子があった場合の報告
・普段何をして遊んでいるのか(詳細に)
・誰と遊んでいるのか
・できるようになった事がある場合は保護者へ報告
登園・降園時も保護者と話す時間はありますが、なかなか他の子どももいるのでゆっくりと話す事は難しいです。
毎日書くのが大変だとは思わず、子どもの事を理解できるチャンスと捉えて丁寧に書きましょう。
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